--物語のはじまり--
初投稿です。
誤字脱字、言葉遣いなど気にしないで頂けるとありがたいです。設定などもぐちゃぐちゃです。感じとってください…。すみません。
いつ投稿するかわからないです。なるべくはやくしたいと思っているので…頑張ります。
温かい目で見守ってやってください…。更新は遅いと思われます。まずは幼子の時の話から‥。
キガヴェル王国という大きな国の城下町に夫婦でやっている腕のいい歯医者がいた。
診察室はてんてこ舞いだった。
結婚1年目にして男の子が産まれた。
夫婦は、子供ができてからさらに忙しくなったが子供もだんだん大きくなり手がかからなくなってきた。
結婚10年目にしてまた妻が身ごもった。
しかし、その子供は---何故か、産まれついて白髪に赤い眼をした女の子だった。
夫婦は、娘になんら変わりないティスマリーと名づけた。歳の離れた兄が診察室を手伝ってくれていたおかげでだいぶ仕事は楽になっていた。
しかし、それでもティスマリーの一人の時間は多かった。
だからといって遊んでくれる人などいるはずもなかった。この容姿のせいだ。
毎日のように「キモい」「妖怪」などと言われて石を投げられた。それで、ティスマリーは誰もいない野原でいつも座っていた。
そのせいか娘はとてつもない妄想癖ができた。毎日毎日、
「明日、お友達ができたらおままごとして、おしゃべりして、恋をするんだ!」などと思っていた。
割とポジティブな女の子だった。
まだ4歳満たない女の子が、である。
ある日、城下町を抜けた野原で妄想にふけっていると
目の前に自信満々の笑みを浮かべた男の子が腕を組み足を肩幅に開いて立っていた。
後ろにはニコニコと愛想の良い男の子と無愛想な男の子という何とも真逆な二人がいた。
「そなた!名をなんと申す!!」急に自信満々のやつが大きな声を出し、肩をビクッとさせた。
「ジル、女の子にそんなに大きな声で…しかも自分の名も名乗らずに…」愛想のよい男の子がふぅ…とため息をついた。
「ん?そうなのか?…うむ、ならば名乗ってやろう!余の名はジルウィル・ミカエルだ!そなたの名はなんという!」
なかなか答えないティスマリーにジルウィルはさらに大きな声で
「なんという!!」ティスマリーはまた肩をビクッとさせた。反射的に
「ティスマリー・ガブリエル…です…」と言った。てか言ってしまった
「………………あ、」無言だった子が急に口を開く。
「どうしたのです?ライン?」
「…皆…天使の名が…」それだけ言うと黙ってしまった。
「???」私は首をかしげるばかりだ。
「ああ、なるほどねライン…」笑顔の子だけが納得していた。
「なんだなんだ!!余もまぜろ!何の話だ!!」無駄に声でかいな…ジルウィルって子‥。
「………だから……」言おうとしたのを笑顔の子が止めた。
「この子が置いてきぼりになっているでしょう…まずはちゃんと自己紹介からです。僕は、エルマー・ラファエルです。気軽に「エル」と呼んでください。」
私はコクッと頷いた。エルは無愛想の子のほうにウインクした。ちゃんと話せるのかなぁ?
「……俺、の名前 は……シュライン・ウリエル…「ライン」でいい……」
長かった…。この一文だけで2分はかかっていた。
ずっと置いてけぼりを食らっていた我儘&KYのほうを向くと、ふくれっ面をしていた。
次の次くらいから大きくなった時の話を書きます…。早く書きたい・・。