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会話するだけ

作者:蓮根三久
「『会話するだけ』それは全編鍵括弧の中で語られる不定期更新の物語だ」


「情景描写なんて一切用いない、セリフだけの物語。読者は強制的に、僕らの会話の様子を頭の中でくみ上げるしかなくなる」


「読者にとってはなかなかに不便なものだけど、しかしその不便さを利用した面白さってやつも無くはない」


「例えば蝋燭。すっかり使われなくなってしまったけれど、しかし偶に思い出して、引き出しの中から取り出して、火をつけてみてほしい」


「揺らぎ、暖かな光を放つ炎の様子をじっと観察してみると、なんだか心が安らぎはしないかな?それを眺めていると、なんだか心が躍る気はしないかな?一緒くたにしてしまっていいのか分からないけど、つまりはそういう事さ」


「不便の中にも面白みを見出してこそ、人生ってやつは楽しめるんだぜ」


………


「………ねえ、ドヤ顔でくっちゃべりやがっているところ大変恐縮なのだけど」


「ドヤ顔はしてないけど……」


「じゃあふざけたお顔の持ち主さん、一つ聞いてもよろしくて?」


「………なんだよ」


「単にそれ、言い訳じゃない?鍵括弧と鍵括弧の間、情景描写を書きたくないっていう」


「………」


「…………」


「…………………」



「…………………………」
×××
説明&セ
2025/06/13 21:16
本編
休み時間
2025/06/13 21:16
あてね
2025/06/13 21:16
コムラ
2025/06/13 21:16
優劣
2025/06/13 21:16
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