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個室。

作者: caem


 こんなに苦しくなるまえに 誤魔化しきれないの


 笑わせてしまえば 一流の芸人ではなくってもさ


 きみの流す涙はねぇ 一滴すら苦くないんだよって


 あまくて やわらかくて すっぱい おいしい


 口づけるまえに 瞳にぶつけてた 僕が写ってるんだ


 耳が真っ赤になるまえに 手のひらを擦っていたから


 どうしたら 分かるだろうか この気持ちと想いは


 泣くことって 涙の味って 年に一回の憤りって


 喧嘩するより 仲良くしようと 招き入れたのさ


 何にも 耳にしたくはなくて


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