04 やっぱ『主人公』ってのはカッコイイのが基本じゃん?
ここでの流行りは、いわゆる主人公最強であります。
まぁその多くはチート使用らしいですが、キャラクターや作品に魅力がなければ、テンプレをどれだけなぞったとしても、そのうち飽きて読まれなくなります。
ですから読まれ続けている、人気のある作品の主人公は、やはり最強なのだと思います。
そういう主役キャラを描ける作家さんが多いということは、頭の中にカッコイイキャラクターを住まわせている人が多い、ということなのでしょう。
ところがわたしは、その『カッコイイ主人公』が書けません。
人様の作品を読んでいて、「おおーカッコイイ」とか「決め台詞キター☆」みたいな感想は湧くんですよ。
無双過ぎるのはちょっとあれだけど、多少の苦労があってもなくても、主人公らしい主人公キャラというのは、読んでて楽しいものです。
なのに、いざ自分で書こうと思うと、何故か思い浮かばない。
短篇などは思いつきと勢いだけで書いてますので、その辺りが如実に表れております。
まぁまぁ主人公がカッコ悪い。ヘタレ率高い。
別にヘタレ男子が好きなわけじゃぁありません。多分。
ツンデレ女子は好きですが。強い女子も好きですが。でもやぱり男子だってカッコ良くいて欲しいのです。
ちょっとハードボイルド入ってるのもいいし、クールな頭脳派も非常にいい。無骨な不器用さんでもいい。わんぱくでもいい。たくましく育ってくれるなら。
なのに書けない……一体どういうことなんでしょう。
むしろみなさんは、どうやってあんなカッコイイ主人公を書いていらっしゃるんでしょうね?
ともすれば悪役、敵役までカッコイイ。読んでて「くぅ~~~っ!」って唸ってしまうような、男と男の、いや漢と漢のガチンコ勝負。
あれはどのようにして生まれるものなのか……
まぁ、「それが簡単にわかれば誰も苦労しねーよっ!」ということなのかも知れませんが、一度くらいは『これが正統派主人公だ!』というキャラクターを書いてみたいものです。
それにしても、自作の主人公のヘタレ率と○○○○率高過ぎだろう……どうしてこうなった……