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戦国恋歌  作者: Maaa
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「管弦もよいが、いまひとつ何か余興が欲しいのう。……景政、そなた何かやらぬか」




尊大な態度で義影は息子を名指しした。




「………何かと言われても、私は笛などしかできませんが」



たいして気分を害していないような声。



「笛か…まぁそれでよいわ。聞かせてみよ」


「………はい」



どこか笑いを含んだ返事。




―――…景政様?





室内は静まりかえる。







━━━━━♪ーーー…






耳に心地よい、雅な笛の音。


笛を吹く彼の姿に、誰もがため息をつく。


椿はひとり目を閉じて、音に耳をすませた。




ゆるやかに紡がれる、彼の旋律




――自信過剰かもしれない




けれど


もしかしたら…



景政は、わざと笛にしたのかもしれない。




椿にはわからない、目で見る何かではなく




見えなくても、耳に直接響く笛に。







椿のために…。

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