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戦国恋歌  作者: Maaa
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次の日






城では美和から来た琴菊の、歓迎の宴が催されていた。


椿のときにはなかった宴。


楽しげな管弦楽で皆が興にふける中、琴菊よりも下座に座る椿は人知れず溜め息をついた。




宴の席に彼は居ない。



もしかしてと淡い期待をしていた自分がいた。






パチパチパチパチ…



管弦楽が終わった時だった。




「遅れてしまいましたが、参加してもよろしいですか?父上」



――………!!




「ふん…呼んだ覚えはないが、まぁよかろう」



気配からして、景政は椿の斜め向かいの上座に腰をおろした。



「わしの息子の景政じゃ」



突然現れた景政に見惚れていたのか、琴菊は慌てて頭を下げた。



「み、美和より参りました琴菊と申します…!」



椿も続ける。



「……薄巳より参りました…椿でございます」



頭を上げると、気のせいか…景政と目があったような気がした。

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