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戦国恋歌  作者: Maaa
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日に日に椿は食が細り、好きだった絵も描かなくなっていった。





もう一人の嫁候補はまだ来ない。





忘れようにも、いつも景政と会った日のことを考えてしまう。


「姫様、少しはお食べになりませんとお体が…」


「染乃………わたくしはもう……博巳に帰りたい…」


「姫様!?」


椿の弱音に染乃は驚いた。





――………。


「…わかっているわ。無理よね今更……」


椿はあきらめたように小さく言った。





涙は見せない。


染乃にいらぬ心配をかけたくなかった。


―――…気持ちに蓋をする方法を、誰でもいい から教えて…





こんな乱れた……自分でもわからない気持ちのまま景政の義母となり、いずれ訪れる彼の奥方を迎えるくらいなら…





……消えてしまいたい。

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