従妹の登場&武道大会
ちゃぉ~紫苑ですリアル忙しすぎて投稿遅くなりました。しかし、まだまだ続くので暖かく見守ってください。
1ヶ月後僕は世界でも有名な不知火領の闘技場コロシアムにいた。
「すごいなー初めて来たけど大きいなぁ。」
僕が口を開けて見ていたら、背中を後ろから叩かれた。
「イタッ」
「おはようございます。兄さん」
僕は目を丸くしたと同時に内心かなり焦った。
「え?なんで君がここにいるの?」
彼女は意地悪が成功したのが嬉しいのか笑っている。
僕はがなんで驚いたかというと彼女「不知火蘭」が普通にしゃべりかけてきたからだ。
普段は叔父さんにかかわるなとでもいわれているのだろう。
普段会ってもまず話しかけてはこない。
なんだか久しぶりに話した気がする。
今考えてみると、あの事件が起こってから話したことがない。
そんなことを考えていたら、蘭が話しかけてきているのにきずかなかった。
「ちょっと兄さん聞いてます?」
「ごめん、ごめんでなんだっけ?」
「もう全然人の話きかないんですから。」
「まぁいいです。」
「今日は兄さんもでるんですか?」
「うんそうだよ。」
「そうですか、でも私負けませんよ」
「僕だって負けない。」
「僕から体術とったら何も残らないから体術だけは負けられないよ。」
「その生きです。じゃぁ決勝で待ってます。」
そう言って人ごみの中へ消えていった。
「よし僕も全力で行こう」
ここで武道大会の狙いを説明をしよう。
魔法使いは魔法を使うのが命その魔法が敵の魔法もしくは魔力切れで使えなくなったら?
つまりそれは死を意味する。
それを防ぐために少しでも身体能力上げておけばいい。
だが個人で鍛錬するには限界がある。
そこで大会を開くことでお互いに能力を高められるのでは?
そう考えられたのちにできたのが武道大会なのである。
この大会は結構前から開かれていて世界では結構知られていて毎年たくさんの人が見に来てお祭り状態になっている。
大会には5~10歳限定で参加できる。
受付にいくと元気なオネーさんが話かけてきた。
「君かわいいねー大会に参加するのー?」
ぼくってかわいいのか?という疑問が一瞬わいたけどそれをふりきって
「参加します」
「おねーさん君みたいなかわいい子応援したくなるなー」
「負けないようにがんばってね。」
「名前と歳を教えて」
ぼくは名前を言いかけたけど自分の名前を聞いたこの人はどう思うだろう?
嫌われるか一瞬で態度を変えられるか、それのどっちかと思った。
「どうしたのー?」
「名前がわからないの?」
「えっと・・・ し、不知火遊璃です」
「5歳です」
思い切って言ってみた。
でもおねーさんは、態度を変えるどころか興味津津だった。
「へぇええ~君が噂の子か」
「なんだ、いい子じゃない。顔もかわいいし」
「残念だなぁ、君が@10歳年上ならおねーさん告白してたかも」
けらけら笑いながら冗談を言ってきた。
パソコンをものすごい速さで打って登録完了の紙とナンバーが手渡された。
「はい、登録終わり。」
「試合がんばってね。」
「バイバイ」
にっこり笑って手を振ってきた。
僕も手を振って選手控室に行った。
1時間後開会式が終わって遂にその時がやってきた。
参加人数は30人その中で僕のナンバーは4番
運が悪いのか良いのかわからないけど2試合目だ。
1試合目白熱した試合展開になったが犬飼共季と言う人が勝った。
僕が見た感じそんなにも強いとは思えなかった。
そして従業員の人に呼ばれて、僕はコロシアムの中心部分闘痕の間に来た。
僕は周りの声援に緊張していた。そのせいで相手の名前も確認していなかった。
左サイド不知火遊璃
右サイド犬飼慎吾
「!!!!!」
僕はその名前を来た時冷たい汗が背中から落ちた。
あいつは僕をいつもいじめてくる慎吾だった。
「何驚いてんだよ」
「まさかお前と当たるとわな」
「一瞬で蹴りをつけてやるよ覚悟しろよおちこぼれーー!!!」
「試合開始!!」
審判が試合の開始の合図をだした。
開始と同時に慎吾が突込んで来た。
攻撃はかなり重いと思う。僕なんかがくらったら、本当に一撃で負けるかもしれない。
だけど動きにスピードがない。こんなもの簡単に避けれる。
だが僕は避けずに前進した。
手刀で慎吾の拳の軌道をずらしてもう片方の腕を地面に手をついてサマーソルトの要領で
回転すると同時に顎を蹴り上げて着地した。
「ぐぁぁあぁぁ」
慎吾は上に高く上がって受け身も取れずに地面に叩きつけられた。
慎吾はフラフラしながら立ち上がった。
だが目に焦点があってない。
「くそぉ!!」
「落ちこぼれがどこにいやがる。」
「でてきやがれ!!!」
怒り狂ったように喚き散らしながら拳を無茶苦茶に振り回しているがはっきり言って隙だらけだったので
後ろに回り込んで後頭部に手刀をあてて気絶させると、審判が試合続行できるかどうかを確認しにいった。
気絶していることを確認すると試合終了のコールを鳴らした。
「試合終了!!」
「勝者、不知火遊璃」
「わぁああああああ」
歓声があがり僕はあんまり騒がしいのが嫌いなので控え室に速攻で戻った。
2、3、4、5試合と僕は、順調に勝ち上がった。
そして決勝戦予想通りっていうか当たり前ともいうべきかわからないけど相手は蘭だった。
午後2時決勝戦不知火蘭VS不知火遊璃
控え室でどう攻めるか脳内でいろいろ考えていたらいつの間にか時間が過ぎていた。
係員の人に呼ばれて、闘痕の間へと急いだ
「遅いですよ。兄さん」
「え、うん、ごめん」
「まぁいいです。」
「勝負するからには全力で来てくださいね。」
「当り前だよ本気で行くよ」
「両者構えて」
「決勝戦不知火蘭VS不知火遊璃」
「試合開始」
試合開始の合図出た瞬間ぼくは動いた。
徹底的に鍛えた足の速さで蘭に向かって走り出した。
「うぉぉぉおお」
咆哮にも似た声を上げながら真っ向勝負に出た。
蘭も真っ向から向かってきて拳を突き出してくるのが予測できた。
それを見て僕も真正面からぶつかってやろうと思い、拳を突き出した。
そして、2秒後拳と拳がぶつかり合った。
その次に蹴りを放ったがしゃがんで避けられた。
パンチや蹴りなどで攻めたが簡単に避けられてしまう。
「そんな蹴りやパンチ当たりませんよ。兄さん」
「クッ・・ならこれはどうだ」
「ハァァァァ」
「閃光脚」
思いっきり上に跳んで踵落としの要領で足をたたきつける技だ。
「これは、この技はまずいですね避けれない」
蘭は防御の姿勢をとっていた。
ガードをしているのも構わずその手にめがけて閃光の如く踵落としを叩き込んだ。
「ドコォン」
ガードを吹きとばして完全に決まった!と思ったけど当たる直前に腕を引いて威力を殺していたようだ。
普通に立ち上がってくるがダメージがないわけでないようだ。
手をぶんぶん振り回している。
「ふぅ痺れますねー」
「兄さんひどいですねこんなにか弱い女の子にひどいことするなんて、」
「君は馬鹿なのか、」
「あの技、大男でも食らったら気絶するほどの技なのに威力を殺してるとはいえピンピンしてる奴のどこがかよわいんだよ。」
「本当に勘弁してくれよぉ」
「ふふ、いい一撃でした。」
「まぁそろそろ反撃開始ですね。」
「やられたんだから私も魅せないといけませんね。」
「なっ」
警戒を解いていたわけではないけど一瞬で蘭が移動しガードをしよとしたけど、
「遅いですよ」
「ブゥン」
と唸りをあげた必殺の右ストレートが僕のお腹に吸い込まれていった。
「がぁああああ」
殴られた後思いっきり後ろに吹き飛ばされた。
みぞうちを殴られたのかどかわからないけど気分が悪くなった。
吐きそうだったけど我慢して素早く立ち上がったがすでに蘭は距離を詰めてきていた。
「はぁあああああ」
「灯彗連脚」
強烈な蹴りの連続コンボが繰り出された。
僕はとっさにガードしたがさっきの攻撃のダメージが残ってるのでうまく腕を使えなかった。
4回目の回し蹴りで腕を吹き飛ばされた。
そして5回目の蹴りが顔面に入りまたしても吹き飛ばされた。
「はぁはぁ」
「これで終わりです。」
蘭はこれで勝ったと思ったのか審判に勝利宣言を言うように促した。
「はぁはぁ」
「まだだぼくは、ぼくは、まだやれる」
足がガクガク震えて立ってるのもやっとの状態だけど気合いで立ち上がった。
「これで本当に終わりです」
容赦ない蹴りが僕の腹にクリンヒットして僕はボールのように転がって行った。
だけどまた立ち上がり蘭に向かって歩いて行った。
「どうした?蘭僕はまだ戦えるぞ?さっさと来い」
右へ左へフラフラ歩きながら蘭に向かっていった。
「どうしてですか兄さん?もういいじゃないですか。」
「実力の差なんてはっきりしてるじゃないですか。」
「どうしてこんな無茶苦茶なことするんですか。」
「そろそろあきらめて負けを認めてくださいよ。」
「バカぬかせ」
「そうおもうなら君が棄権してくれそれで全てが解決する」
「する訳ないでしょ」
「そう言われると思ったよ」
「だけど、僕はいつもみんなに迷惑かけてるからこの大会だけは負けられないんだよ。」
「どんなことがあってもね」
「体術だけは負けたくない。
「絶対に」
「だからぼくは、負けな・・・」
「バタン」
「え、」
「ちょっと兄さん、、兄さーーーーん」
「大丈夫ですか兄さん?大丈夫ですか?」
そう言いたかったけどさすがに限界みたいだった。
セリフを言う前に僕は意識を闇の中にてばなした。
蘭が心配してくれてるみたいだけど、もう何を言ってるのかわからなかった。
そして大会は悔しいことに決勝戦敗退という結果に終わってしまった。
このあと不知火家で事件が起こるその事件のせいで僕は・・・・・・・・・・・・・・・・・・
感想とか書いてあったらかなりテンション上がります。
誤字脱字報告yy