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PARTY TUNE  作者: 蟹谷梅次
第一部 漆黒のルーシャ
1/16

 夜中に腹を壊してトイレに篭っていると、耳鳴り。


 黒い戦士がなにかを薙ぎ倒していく不思議な光景が頭に浮かぶ。


 ウンコをしおえて布団に戻ると、眠気は消えていた。


 翌日、学校に行くために準備をしていると、そこに電話がかかってきて、またしばらく親はパリから帰って来られないらしい。


 ススムは「大丈夫だよ」と返して、電話を終えた。


 通っている中学校では、昨日の夜にやっていた心霊特集の話をしており、ススムの家にはテレビなんてものはなかったから、その話に混ざれないのが残念でならなかった。


 給食を食べてから、昼休みになると、友人たちと放課後のことについて話し合っていた。


 友人たちは特に予定もないということなので、ゲームセンターに行こうぜという話になった。


 ススムもそれに付き合うことになって、喜んだ。


 学校から帰って私服に着替えると、すぐに待ち合わせ場所に向かった。しかしそこに誰も居なかった。


 つまりそういうことなんだろうなぁ、と気がつく。


(気分がわるいなぁ)


 などと思いながら、帰宅。


 次の日、学校へ行くと友人たちが何かを言っていたが、聞く気も起きなかったので記憶に残らない。


 昼休みになると、図書室へ行って勉強をした。


 放課後、部活動に顔を出して、十分もすると帰った。


 帰宅すると、家の前におかしな車がいて、その車から「来たかぁ」というような妙に伸びる声の男が現れた。


 ラッパのような音が頭の中で鳴り、そして頭の上にエクスクラメーションマークがあらわれる。


 なにかやばいことに巻き込まれるなぁ、と考えながら逃げようとしたところで額に斧が突き刺さり、そこでススムは倒れた。

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