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貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら  作者: 普通


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小鳥遊妃菜多

あたし小鳥遊たかなし妃菜多ひなた






私は会社の社長として日々仕事をしている。会社を立ち上げて、数年である程度軌道に乗れたのは本当によかった。




安定した収入を得るようになり、会社としての成長も落ち着いて来ると最初に抱いていたような野心を忘れて来る。自分には無関係のことだと思っていたけど、やっぱりその時は訪れるもの。


野心もなくして、これから先の人生をどうしようかと悩み始めた時があった。







そんな時に自社の出会い系アプリを適当にいじっていたら……ちょうど『ユウ』という男性を見つけた。


また女が男になりすましているのかと思っていたが、ちょうどその時は確かめてみるかと思って会社のパソコンを使って発信元を突き止めたら男性区域からだった。女が男性区域に入ることはほとんどない。



例外がないわけではないが、普通の女は入れないことに変わりはない。それに女で男性区域に入るような奴はかなりエリートで男になりすましたりする必要はない。というかあいつらは自分は選ばれたみたいな思想に近いものがあるから、こんな狡いような真似をしない。



普通に面と向かって…「選ばれなかった人」って言ってくる。



本当にムカつく。








それでも男である可能性は極めて低いというのはわかっているが、1%でも可能性があるなら試してみるのもいいはず。それに自社のアプリを利用することで問題点の発見に役立つかもしれないと自分に言い聞かせ、始めた。











やり取りをしていて分かったのは、本物の男だということ。


それとユウくんは大学生でこの世界の男性にしては珍しく、女に対して分け隔てなく接してくる男性であるということも。メッセージ上だけでもこんな風に男性と話せるのはすごいことだ。




この世に住む、全ての女が男と関わる事を望んでいる。そう考えれば今の私の状況は誰からも羨ましがられるものだろう。



私もユウくんとやり取りができることが嬉しくて、メッセージを送っていく。








その環境で数日過ごしていくと…ユウくんとのやり取りはとても楽しくて離れられないものになっていく。やり取りをするのが当たり前で、逆にやり取りをしていないと落ち着かないようになってしまうとは自分でも思っていなかった。


相手が男性だと分かっているんだから、あんまりガッツ気過ぎると警戒されるかもしれない。それは分かっているのにいつでもやり取りをした過ぎて、体が止められない。




それにユウくんはそんな私を邪険に扱うこともなく、丁寧にメッセージに対して返信してくれる。


それが私のメッセージを送る頻度を増やさせる。ユウくんから一言「もうちょっと頻度を減らせる」的な言葉が送られてきたら、さすがに減らすつもりではいた。嫌がられて、メッセージを送れなくなることだけは避けなければならないし。











そしてもっと月日が流れて、私の中でユウくんと会いたいという気持ちが強くなっていった。


最初はメッセージでのやり取りだけで満足できていたのに、人間は強欲な生き物で次は会いたいと思うようになっていく。




でも、いくらユウくんでも会うことに対しては抵抗感もあるはず。そこで私は色々と考えた末に仮想空間という考えに至った。


仮想空間であれば実態は伴わないし、少しは抵抗感が薄れてくれる可能性が高い。VRMMOのような五感全てを仮想空間に飛ばせるのが理想で、最悪どんな形のVRでもいい。




現状、VRMMOに関してもリリースしようとしている会社もある。だけど、最新技術であることも含めるとそれなりの投資と金額が必要になってくるし、何よりも時間が掛かり過ぎる。いずれ実装できればいいが、短期的にはどんな形でも仮想空間で会うということができればいい。





そして私は様々な会社に頼み込み、出会い系サイトにVRを実装するという計画が始まった。



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