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貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら  作者: 普通


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お菓子作りとニュース

今日は大学に行く日なので、家に着く頃には17時ぐらいになっていた。


ちょうど冷蔵庫に買い足した食材があるので料理を作ることを決め、取り掛かる前にスマホのを充電器に繋いでおく。






それからはいつも通りに料理を作って、それを食べる。前よりもスムーズに料理が出来るようになってきていることが少し嬉しい。レシピ本を見なくてもある程度作れるところまで来れたのは本当によかった。



「そろそろ自分以外の誰かの感想も欲しいところ」



でも、さすがに家に上げるのは難しい。双葉さんのことは信用しているので僕としては家に上げても大丈夫だと思うものの、そういう行為は理事長からも固く禁じられている。もし何かあった時の心配をしているんだと思うけど。


そうなるとどうやって感想を貰おうかな。




別に男の友人がゼロというわけではない。彼らに食べてもらってその感想を貰うのもいいけど、やっぱり僕としては普段感想を貰うことが難しい人から欲しい。



しばらく考えた末に僕は一つの結果を導き出した。


『お菓子でも作ってそれを大学に持って行けば全てが解決する!』



大学にも何人か顔見知りになった人もいるし、これなら双葉さんとかからも感想をもらえる。




そうと決めれば持って行く日まで、お菓子作りをたくさんしないと。さすがに美味しくないものを食べさせるわけにはいかないし。







――――――――



男が女性区域に入ることはない。それは草食動物が肉食動物の巣に生身で乗り込むようなものだから。





もし、入ってしまったらどんな結末になるのかは想像に難くない。そうならないためにも男性区域と女性区域という住み分けが行われている。男性と女性が交わる機会を極力少なくして、問題が行わらないようにしようという考えの元だ。





そんな中、一人の男が女性区域に入った。


大学に通うという目的があったものの、男性区域の中にも大学は存在しているし、態々危険を冒して女性区域の大学に通う男性はいなかった。それは当たり前と言えば当たり前のことだ。






でも、ある男性は女性区域の大学に通っている。そんな今までの常識では考えられないような事件はニュースに報じられた。だが、その男性の動画や写真はなく、本当に存在しているのかも怪しい。






それでもその日のニュースで報道された。


この件は一斉に広がり、この世で暮らしている全ての女性に周知された。

物珍しいさや自分たちも会えるかもしれないという淡い期待を含めて、拡散される速さは尋常ではなかったのだ。





情報が広がれば良い意味でも悪い意味でも注目を集めることになる。そしてこの世界の女性は全てが肉食ではないものの、ほとんどの女性が肉食であることに変わりはない。肉食な女性がこの話を聞いて、動かないみたいなことはない。




率先して動くことになる。


少しでも自分のものにするために。


男という生物を近くで感じるためにも。


それは生物本能として当たり前のもの。


オスが無防備に存在しているのであれば、メスはそこを仕留めて自分だけのものにする。



種の存続という意味でも…行動をする。







そしてそれから数日後に大学に多くの女性が駆け込むことになるのは必然だったのかもしれない。




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