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2話「アリス・リム」

2話です。かなり間が空いてしまいました。すいません

「あの…今日は何もしない…です」


「えっ?」


——まあ暴力は流石に教師として…ね?


廊下に出て部屋のドアが閉まる——直前。


ばんっ


何かがぶつかる音がする


聞き間違いかもしれないのでスルーする


「アルシ様」


「ん?」


「どこか具合の悪いところはあるでしょうか?」


「え?特にないよ?」


「そうですか」


——やっぱおかしいよな〜…でもこんな美人に暴力ふれるわけないだろ…アルシ…どんな子なんだよ


 食堂に着く


——やっぱり、食堂にもたくさんのメイドがいる


「おはようございます」


——まあ挨拶ぐらいは必要だろ…


「え?」


 パリンッ


——え?遠くで皿割れわれたぞ


 あるメイドが驚いたように手で口を抑える


——というか、なんで口抑えてんだよ…え?リム以外にも暴力ふってた感じ?最悪じゃん…


「朝食を食べに…来たんだけど」


——こんな世界でどうやって生きるんだよ…まずは"仲直り"からだな


「アルシ様が直々!?」


「え…まあ、はい」


「…あっ、すぐ準備いたします」


「まあ、落ち着いてやってくれればいいから」


「……」


 全員の目線が集まり静寂に包まれる


——何回このくだりすんだよ…


 隣にいるリムでさえ手を口にあて驚愕の顔をしている


「あの…作ってもらってる側で言うのも申し訳ないけど、作り始めて?」


——一応遠慮しながら言ってみたけど…あんま命令ってしたくないよな


時は朝食後——


「リム」


「はいっなんでしょう?」


——やっぱ震えてる…ま、いいか


「魔法ってあんの?」


「えっ!?…あるにはあります」


——なるほど…魔法あるのか…だとするとやっぱ目指すは最強の冒険者…だよな!


「じゃあ魔道書も?」


「あります」


「この屋敷にある?」


「はい。書庫にあります」


——あるのか…


「じゃ、書庫はどこ?」


「え?行くのですか?」


「うん」


——ふふ、楽しみだな


——グレイス邸書庫——


「ここでございます」


「はえ〜」


——で、でけぇ、壁が見えないぐらいあるぞ…これ


「魔道書は?」


「すぐお持ちします」


「て、手伝うよ」


——こんな広い書庫の全部の魔道書集めるの大変そうだからな


 しかし意外と早く集まった。


 この時、ずっと疑問に思っていたことが解消された。それは…


「字が読める!」


「ど、どうされましたか!?字が読めることで驚いて!」


「よ、よかった…」


 嬉し涙を少し流しながら安堵の息を吐く

エブリスタオリジナル作品「現代不慣れのお嬢様」連載開始!

エブリスタコンテスト用作品「世界の終焉。その日まで」(「小説家になろう」でいう短編作品)制作完成!


では、また!

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