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月と猫  作者: ジョーン
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砂の惑星

本稿は骨組みだけで表現されています。


砂漠の民、砂漠の遊び、砂の村と食事、天空城と住人、困窮する世界、各人の想いと解決法、討伐バトル、まとめの宴


この井戸もおしまいだ……。


砂漠の村では水が無くなっては生きてはいられない。

どれほどの暑さが襲おうとも、どれだけの寒さが襲おうとも耐えられるが、水が無くなってはお手上げなのだ。


この井戸が、枯れる前に、ここを出て行かなければ。

また砂嵐が来るぞ、はやく、宝物を洞窟に隠そう。

ツルピア、どうしているんだツルピア。



◇◇◇


 カーク、ユーコフ、カナリアは、砂丘を滑走していた。

カークが、凧の使い方は二人も出来ていた方がいいだろうと思って練習させている。


ポーチからハンドルのついた凧を出し、風と潮汐力と自分の魔力で浮き上がる。

浮き上がったら、凧に乗り、あるいは凧にぶら下がり、上昇気流を探す。

滑空しながら落下し、砂丘の目的地点に落着する。

滑空に慣れてきたら、凧をあしもとに、スノーボードの要領で砂を滑り降りる。


これは、一歩間違えば大きな怪我につながる過酷な訓練なのだ。


「アハハハハ!」

「カークすごーい!」


楽しそうだ。柔らかい砂なので、けっこう大きな転び方をしても大丈夫なのだ。

ハーフパンツにTシャツ、一応ヘルメットを着用させている。目に砂が入るのでゴーグルもあると便利。サングラスでも良い。

二人ともある程度乗れるようになったので、ちょっと難易度の高いところでも、三人で同じ動きができるように訓練内容を変えた。


カークは、自分の後ろをついてくるように指示をする。

「とりあえず、この砂丘の頂上に行こう」とカークが言うと、彼にならって二人も飛びあがる。

3人の凧が並んで風をうけ、流れに乗って砂丘の頂上へ。

カナリアはずいぶん飛ばされていたが、さほどあわてず砂丘の頂上に着いた。

ユーコフは魔力の制御がなかなか上手い。もしかしたら今日、カークより上手くなるかもしれない。


「じゃあ、滑りながらもといた場所に戻ろう」と、カークは言い、カナリアにあわせて蛇行しつつ降りる。

ユーコフもカナリアも、何度もやっていると慣れてきたようだ。

様々な大きさの砂丘に登っては降り、三時間ほどそれを繰り返すと、彼らもスピードを求めるようになってきた。


「うっひょー!」

「ウワー!」


カークはへとへとなのだが、二人はなぜこんなに元気なのか。

カークはオアシスのそばでコーヒーを飲みながら、二人が飛んでいる姿を眺めていた。


いつのまにか、二人は水着に着替え、ポーチを置いてオアシスで水遊びをする。

二人はなぜこんなに元気なのか。と、カークは再度思う。


「アハハハハ!」

「いやーん冷たーい!」


◇◇◇


遊んでいる三人を隠れてみている者がいた。

砂漠の民「ベドウィン」と呼ばれる民族である。


「奴らは、天空城のものだろうか?」

「天空城のやつらとおぼしき。女をさらうぞ」


白いターバンと赤いターバンの二人の男が、砂中から突然現れて、砂浜で休んでいたカナリアをかついでラクダに乗せる。

「なによ!離して!降ろして!」


2頭のラクダが、男たちと水着のカナリアを乗せて逃走する。


カークとユーコフはパラセールの要領で凧につかまり、ラクダを追いかける。

「もう捕まえちゃっていいんじゃない?」

「いや、このまま彼らの集落まで案内してもらおう」

どうやら、盗賊のやつらは空から追ってきているとは思っていないようだ。

カナリアも、助けが来ると思って暴れていない。


遠くに集落が見えてきた。あそこが彼らの拠点か。


集落の向こうに、巨大な砂嵐が迫ってくる様子が見えた。


砂嵐のさらに向こうに。


「あれはなんだ?」

「お城が浮かんでるね」


砂嵐の向こうには、奇妙なことに空に浮かぶ城、天空城が見えた。

天空城は足元に砂嵐をはらんで、雲のない空を飛んでいく。


「砂嵐に入る前にカナリアを助けよう」

「よしきた!」


ユーコフはそのまま盗賊二人に滑空して、難なくカナリアを取り返した。

「ありがとう、もう少し早く助けてくれても良かったのに」


◇◇◇


「知らぬこととはいえ、申し訳ありませんでした」

集落の長がお詫びに食事を出してくれた。


「この肉は『ワタリ砂アンコウ』の肉です。ワタリ砂アンコウは水分を多く含むのでこの土地では非常に親しまれています」


砂漠アンコウは、貴重なたんぱく源であるだけでなく、砂漠で水を得るために必要な動物であるらしい。

砂漠アンコウは、砂漠の小動物を取るために光るチョウチンを頭につけているとのこと。

普段は砂の下にもぐっているのでどこにいるかわからないが、夜になるとチョウチンを灯すので捕獲が可能になるようだ。


「おいしい!」

「歯ごたえが独特!」

「岩塩と合いますね!」


ワタリ砂アンコウは食物連鎖の大切な担い手である。

ワタリ砂アンコウが水を求めて地下を潜ることに関連している。


水はワタリ砂アンコウだけでなく多くの動植物に大切なものだ。

ワタリ砂アンコウは、温かくて天敵の少ない砂漠で卵を産み、子供のワタリ砂アンコウは風に乗って砂漠を越えて川を目指す。

成長して大量の水分を得たワタリ砂アンコウは、再び産卵のために砂漠を目指す。


そのアンコウを求めてデスワームと呼ばれる巨大ミミズがあらわれる。

デスワームは、普段はgoyoという植物のそばに住むが、砂アンコウの渡りの季節にあわせて地上にあらわれ、砂アンコウを捕食し、排泄物がオアシスなど、貴重な水源となる。


「ええっ私、ミミズのオシッコで泳いでたの?」


カナリアはずいぶんガッカリしている。


「いえ、デスワームの排泄物には雑菌が少ないともいわれています。

デスワームも大切な砂漠の恵みなのです」


砂漠には砂漠の幸せがあるのである。


しかし、砂アンコウが近年減ってきているという。砂アンコウが減ればデスワームも減る。

デスワームが減ればオアシスも減る。

砂の大地に住む者たちにとって、砂アンコウの減少は由々(ゆゆ)しき事態なのだ。


◇◇◇


「天空城のやつらが水を吸い出しているんだ」

というのは、村に住む屈強な青年、イムラン。


彼が言うには、天空城は30年ほど前から砂漠上空を砂嵐をまとって飛んでいる。

たまにオアシスが発生すると地上に降りてオアシスを枯らして上空へ飛んでいく。

天空城の斥候(せっこう)が先んじて地上に降り、水源を調査しているところはよく目撃される。


「天空城のやつらが何をやっているかはわからない。わからないけど、我たちを滅ぼそうとしている。我の妻のツルピアも天空城に捕虜として囚われているんだ」


「イムランの気持ちはわかるが、我らに天空城を追い出すすべはない」

そう話すのは族長の息子であるムジュタバ。


「その天空城の人たちというのはどのような方々なのでしょうか」

カークがそう尋ねると……


◇◇◇


ムジュタバは、カークたちを天空城の人間が住むという小屋に連れて来てくれた。


天空城の人間は、常に沈思黙考しているらしい。

天空城の人間は机に向かう男と、立っている男がいた。二人いるのか。

我々が尋ねると、立っている男が、座っている男の肩を、平たい板で叩いた。

「パシイ!」


「ありがとうございます」

叩かれた男は礼を言い、こちらに向き直った。


「我々の技術は、人々の安寧のために使われています。

ツルピア姫は、砂漠の民「ベドウィン」との平和のために天空城に来ていただいております、人質といえばその通りかもしれませんが、友好のためであると認識しております。

我々の科学はすべてベドウィンの民にも提供しております。

砂漠の緑化、砂アンコウの漁獲量向上、オアシスの増加は双方にとってメリットのある活動のはずです」


それだけ言うと、天空城の男は再び机に向かって黙り始めた。

立っている男は、こちらにおじぎをして笑顔を見せたのち、再度壁に向き直った。


◇◇◇


ムジュタバは言う。

「我らは、あやつの名前すら知らぬ。天空城の人間は、常に沈思黙考しており、こちらの問いかけにあまり反応をみせない。そのため、やつらには必ず一人『叩き役』が存在するのだ。

確かに、天空の城の技術は素晴らしい。空を飛び、砂嵐を人為的に発生させ、影を作って大地が必要以上に熱を持たないようにすることができる、ああいったことは彼らのように考え続ける者たちでなければできないのだろう」


イムランは言う

「とはいえ、勝手にオアシスの水を持っていくことは許しがたい、ツルピアは彼らの奴隷として連れて行かれたようなものだ。きっと天空城で農奴として生活させられている。あるいは、叩き役か。

技術がこの地に緑をもたらすというならば、あと何十年ここにいれば良いというのか?

事実ムジュタバだって、もうここはだめだ、と思っているんだろう?岩窟にすべてのわれらの宝を隠すほどに」


「新しい技術が我らを救うと信じたい」ムジュタバは言う

「今、このとき滅びを待つ我らが、天空城を信じることはできない」とイムランは言う。


◇◇◇


カーク、ユーコフ、カナリアは、宿舎をあてがわれ、話し合いをした。


「文明が進むことが幸せなのかどうか、という話だね」ユーコフにとってのポイント。

「まずツルピア姫を返してもらわないと、この土地を捨てるのもダメなんじゃないの?」カナリアにとってのポイント。

「砂アンコウの漁獲量が増えさえすれば、みんなが幸せになれるんだろうが、それが難しいんだろうな」カークにとってのポイント。


しかし、誰かに何かをたのまれたわけでもない。

できれば、この美味しい砂アンコウがもっとたくさん獲れればいいとは思うが、我らにできることなどないのだと、その時カークは思っていた。



◇◇◇


翌朝、カークたちは、ムジュタバたちに、リンゴの木に案内された。


砂漠の民「ベドウィン」は、彼らの風習としてリンゴの木を植えるという。

ムジュタバは言う。

「この木は、我の妹であるツルピアが産まれた時に植樹した木である。

しかし、この地では結局一度も実をつけなかった」


イムランは言う。

「ムジュタバは、この地を離れて別の土地で暮らすという。我は天空の城に対して報いを与えたい。ツルピア姫を取り戻して天空の城を落とそうと思う」


昨夜、友として最後の語らいを二人で行ったようだ。

もし、誘拐しようとしたカナリアが天空城の住人であれば、ツルピア姫との交換を行いたかったが、かなわなかった。

カークたちは、我々と違う世界から来たようだ、可能であれば助けてほしい。

そういったことをムジュタバたちに言われた。


「わたしたちに、助けられるとは思いません」カークは言う。

「ツルピア姫を助けるなら私もそちらに加勢したいです」カナリアは言うが、それはカークとしては許可しない。

「とにかく砂アンコウを増やすなら、デスワームを、見える範囲で倒しまくりましょうか?」

そう言う提案をしたのはユーコフだった。


「どういうことだい?」カークが聞く。


「砂アンコウは、デスワームに捕食される。捕食されることで卵が孵らないんだったら、デスワームの量が多いんだよ。デスワームを減らせば卵が増え、砂アンコウは増える」

「それは道理だが、そんなことが可能か?」ムジュタバは疑問であるようだ。

「はい、砂アンコウが川からのぼってくると思われる進路に、砂漠の谷がありました。僕らが砂丘で遊んでいたエリアのそばです。

あそこはおそらく、砂アンコウの通り道としてはとても狭くなっているでしょう。

あの周辺のデスワームを駆除してしまえば、砂アンコウは比較的、無事に産卵できると思います。

だから、今年の砂アンコウたちの産卵が終わり、稚魚が孵って来年また砂アンコウが来るまで、もう少しだけ、この地にとどまってくれないでしょうか」


イムランも、ムジュタバも、ユーコフの言葉に少し希望を持ったようだった。


◇◇◇


「で、一体全体どうやってデスワームを倒そうっていうのかしら」


「デスワームは水のオシッコをするんでしょ、上空から砂丘を観察して、流砂の発生を探すんだ。

流砂があるところは砂漠で水が発生している場所だからね。

流砂が見つかれば、流砂に対して電撃を流す。

電撃は地面で拡散するけど、水をつたってデスワーム本体をおびき出すことができると思う。

デスワームが現れたら、デスワームに爆弾を飲み込ませて、体内から爆破する。

どうかなカーク?」


「良い案だと思うよ、ムジュタバさん、どう思いますか?」カークがムジュタバに確認する。


「爆弾を飲ませるのは、我らが行おう。そなたらが空から指示し、電撃を与えてくれればよい。電撃と爆弾のあてはある。使い道がなかったのでしまっておいたが、天空城の技術で、電撃線(スタンレーザー)というものがあるので、そなたらは空からそれを使うがよい。我らは地上でせいぜいデスワームに食われないように、砂アンコウの肉でつつんだ爆弾を投てきしてやろう」


「地上は非常に危険ですが」


「この地を離れるのは死ぬよりつらい。生きる可能性のある案を提示してくれたことに、ユーコフ君、感謝する」


ユーコフは、言い出しっぺだからな、気合の入り方も尋常じゃない様子だ。


俺たちの魔法でなく、この世界の技術で倒せるならばなによりだ。と、カークはこっそり思った。



◇◇◇



 2日ほどかけて、ムジュタバは砂アンコウの肉爆弾を大量に作った。

ベドウィンたちの、ラクダに乗れる人たちは全員総出で肉爆弾を持った。

思ってた以上にラクダ飼ってたのね。と、カナリアは思った。


いよいよ作戦決行の朝である。


「よーしみんな!ぶっ飛んでこうぜ!デスワームを駆逐してやる!」


ユーコフの気合に対して、全員が心をひとつにする。


「「「エイ! エイ! オォォォォォォォォォォ!!」」」



爆弾ラクダ隊は、砂漠を広く陣取る。

カークたち凧隊は、最初に遊んでいたオアシスにあつまり、三人でレーザーポインターをオアシスに向け、互いにタイミングをあわせる。


「行くぞ!」ユーコフの掛け声に一斉に電撃を放ち、自分の乗る凧を飛び立たせる。


「バシイ!」耳に聞こえるほどの電撃の威力。

遠くでデスワームの鳴き声がする。


「バオオオオオオオ!」


ラクダ隊にデスワームの位置を伝えるために、高度を上げてレーザーの光線で指示する。

「おおい!あっちにデスワームが!」


ラクダ隊はレーザーポインターを追いかけて、地表に現れたデスワームに物怖じすることなく向かっていき、肉爆弾を口元に投げてやる。


はじめは、人を襲おうと向かってくるデスワームだったが、砂アンコウの肉には目が無いのだろう。爆弾とは知らずにパクリ。


「ドオオオン!」


 起爆は遠隔操作でできる。え?危険じゃないですか?とカークは聞いたのだが、

起爆装置と爆弾は1対1で紐づいているので、誤爆は無いらしい。

爆弾と同じ数、起爆装置もたくさん持っているのである。


どうやら、砂漠の地下は水脈がいくつか走っているようだった。

オアシスに電撃をあてると、そこかしこでデスワームが上がって来た。


ユーコフは気合の飛翔、カナリアも負けじと流砂を探しては電撃を放ちまくる。

カークも負けていられない。手分けして谷全体のデスワームをくまなく地上に押し上げた。



◇◇◇


 やがて、谷の中のデスワームは、ほとんどすべて駆除した。地下のことなので本当にすべてかはもちろんわからないが、なかなかの数である。


「これほどいたとは思わなかった」とムジュタバが言っていた。


「デスワームの死体に利用価値があるかを調査しよう。特に食材となりえるならありがたいのだが。

 来週から、おそらく砂アンコウの遡上がはじまる。もし谷のデスワームが減ったことで砂アンコウの産卵量が増えるというなら嬉しいことだ。

カークさん、もう少し滞在できるだろう?それを確認しながら祝杯をあげよう」


イムランがそう提案してくれたので、もちろんOKだと答えた。ユーコフが。


◇◇◇


 満月の夜、谷はワタリ砂アンコウの遡上のためにキラキラと光が流れていた。

それはまるで天の川が地上に現れたようだった。


「綺麗!うわあ綺麗!」カナリアが嬉しそうだ。

「いいなあ、このワタリ砂アンコウが全部おいしいってところがいいね!」ユーコフが言う。

「ハハハ、確かにキレイなのに美味しいってのは最高だね」カークが同意した。


なんと、祝杯の日にあわせてツルピア姫が帰郷していた。

誕生日にあわせて帰還が許されたという。


ツルピア姫は、砂漠の民の民族衣装で三人を出迎えてくれた。

「この度は本当に、わたしたちのためにありがとうございました」


本来ならば誕生日だからと帰還が許されることは無かったのだが、今回の大規模討伐を目にした、村に在留している天空城の人がお願いしてくれたのである。

彼は彼でまだ村で沈思黙考中のようだが、天空城の科学技術の中でも、自然生命の個体数を調整するという考え方は、彼らにとって初めてのことだったようで、新しい思考に忙しいらしい。


ワタリ砂アンコウの流れる光の中で、みんなで歌って踊って、ツルピア姫の誕生日をお祝いする。

イムランは幸せそうだ。


来年の砂アンコウの漁獲量がどれくらいになるかわからないが、移民もしない、反乱もしない。

今年一年様子をみて、砂アンコウの数がもっと増えたら大成功だ。


来年からは、天空城から電撃を発してもらって、デスワームの個体数調整を行うように話をしてみると、ムジュタバが言った。


カークにとっても、この世界の技術だけでこの世界の幸せな未来が模索できるなら、なによりだと思う。




◇◇◇


ユーコフ、今回はお手柄だったね。

そうカークが言うと、ユーコフは得意げである。


「人間がデスワームの個体数を調整してもいいの?」カナリアが言う。

「いいってなにが?」

「デスワームの数は必要があってそれだけ多かったかもしれないじゃん?」

「確かにな、だけど、多すぎたのは確かなんだし、あとはこの世界の人たちが勝手にするさ」


カークがそう言うことに対して、カナリアは無責任じゃないかと言っていたが、そんなこと俺にだってわかるわけない。と、カークは思う。


電撃線(スタンレーザー)をお土産にもらって、三人は汐見小屋に帰還した。



おしまい。

お読みいただきありがとうございました。


ガリバー旅行記、ワンピース、敦煌、ブレワイ、その他詰め合わせでした。


米津玄師さま、ありがとうございました。


今後ともよろしくお願いいたします。

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