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第18話 また一つトラウマが増えたね!やったね!


 セレナとレーウィン? この男は何を言っているんだ?。


 確かに、ギルドマスターの言うことは間違っていない。


 セレナは顔が整っているし、レーウィンはスタイルも良く顔もいい……。


 だが! 問題は中身! そう、彼女らは優しさというものが欠如している!!。


「あっはは! 冗談はやめてくれ! 世の中には見た目が整っていても中身が残念な奴らがいるんだ……」


「そ、そうなのか……はは……ノエル君、そこらへんにしておいたほうが…………」


「セレナは大食いで何かあれば串焼きをねだってくるしな! あの様子じゃ10年後にはオークみたいになってるかもしれんな!」


 なんだか鬱憤が溜まっていたせいか、全く言葉が止まらない……まあギルドマスターしか聞いてないし大丈夫だろう!。


「レーウィンは悪いやつじゃないんだが、露出癖があるからな……見てる分には構わないんだけどな……」


 ?なんでさっきからギルドマスターは遠くを見つめているんだ?。


 顔も青ざめているし体調でも悪い……のか?。


「どうした? 体調でも悪いのか? あれだけの状況にいたんだ、あんたの立場なら胃に負担がかかってもしょうがないさ」


「そ、そうだな! じゃあ私はこれで失礼するよ、今夜は楽しんでくれ」


 そんなに体調が悪かったのか……あんなに慌てて。


 俺も下に戻るか。


「話は終わったか? 楽しそうだったから最後まで聞いてしまったぞ?」


「ひどいじゃないですか、女の子をオーク呼ばわりなんて……ノエルお兄ちゃん?」


 後ろを振り向くと額に血管を浮かび上がらせながら不自然な笑顔をしているオーガがいた。


「ど、どうしたんだお前たち? いや、今ギルドマスターとお前たちがいかに素晴らしいかを話していたところなんだ!」


「オークって言ったのは良い意味で……レーウィンはセクシーって意味だよ! ははは!」


 マズイ……苦しいか!? このままでは、またいつものパターンだ……!。


 徐々に距離をつめられている! よし! 逃げよう。


「「待てや! コラァ!!」」


 う、嘘だろ!? 聖剣の力で身体能力を強化してたのに5秒で取り押さえられた!?。


 かろうじて1階までは逃げられたけど! 入り口までもう少しなのに!。


「おっ!! なんだ! 喧嘩か? いいぞ! やれやれ!!」


「なんだ兄ちゃん? 浮気でもしたのか!? ガハハっ! 良いねぇ若いっていうのは!!」


「ガボッ!! ま……待ってくれ……!! 謝るから!! ゴッ!!」


 冗談じゃないぞ!。


 っていうか、レーウィンはなんて力をしてるんだよ!?。


 現在レーウィンに羽交い締めにされ、セレナに顔面をボコボコにされている俺は馬鹿力のせいで身動き一つ取れない。


 コイツら本当に俺を殺ろうとしてやがる!!?。


 あれ? コイツら仲間だよな?。


 他の冒険者たちのヤジを聞きながら俺の意識は遠のいていったのだった。


 ーーチュンチュン


 目が覚めるとそこは宿屋の中だった。


 小鳥は楽しそうに歌を口ずさみ、太陽は元気よく空を漂っている。


 が、俺の体はそれどころじゃない、頭の中で銅鑼でも鳴らされているかのようにズキズキ痛むし。


 口の中は、鉄の味が広がりお世辞にも気分がいい朝とはいえない。


「おーい! ノエル! 昨日のことは許してやるからとっとと出てこい!」


「うっ……昨日は飲み過ぎた……ノエル、ポーションとか持ってないか?」


「おそと、こわい、みんな、こわい……」


 最初に出た言葉はそれだった……。


 そのあと二人に説得され、なんとか外に出れた。


「今日ぐらい宿屋でゆっくりしないか?」


「なに言ってるんだ、お前の剣が折れたから私たちが買い物に付き合ってやろうって言ってるんだぞ?」


「その剣じゃ戦えないだろ?」


「確かにそうだけど……ん? あそこ……人が倒れてないか?」


 街の入り口の方角にガタイのいい男が倒れている……しょうがない助けるか。


 こんな平和な街の道端で倒れるなんて何があったんだ?。


「あっ! すいません! そこの方! 夫が倒れてしまって……手を貸して頂けませんか?」


 な、なんという美人! 落ち着け……ここは紳士的に。


「もちろんですとも、貴女のような美しい方の助けとあらばいくらでもいたしますとも!」


「コイツ本当に見境がないな……クズやろう」


 なんとでも言うがいい! その程度の罵声もう慣れた。


「で、こんな道端でどうしたんだ?」


「じ、実は……」


 話を聞くと、どうやらこのガタイのいい男は元々、王都の鍛治師で勇者に店を壊され追放されたらしい。


 またアイツらか、この様子じゃあ全く変わっていないみたいだな。


 ……この街には腕の立つ鍛治師がいなかったよな……ギルドマスターに相談すればなんとかなるかも。


 ついでに俺の剣も作ってもらえるかもしれない!。


「なあアンタ、俺と取引しないか?」


「と、取引ですか? しかし、この通り私には何もありませんが……どのような取引でしょうか?」


「アンタにとっても悪い話じゃない、俺はあなた達に食事と雨風凌げる場所を用意しよう」


「その代わりにこの街に住んで俺の剣を作って貰えないか? ちょうど壊れてしまったところなんだ」


ここまで読んで頂きありがとうございます。


『面白い!』


『続きが気になる!』


『まあまあやな!』


と感じてもらえたら広告の下にある【評価】を付けて頂けると幸いでございます。


面白ければ【★★★★★】


つまらなければ【★☆☆☆☆】


もちろん素直なお気持ちで大丈夫です。自由な評価をお待ちしてます。


作品への応援 よろしくお願い致します。


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