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捏造の王国

捏造の王国 その78 だんだん酷くなっていく…。気候も、通貨も政府の質もダダ下がりだよ、ニホン国!

作者: 天城冴

前総理やら元総理に勝るとも劣らぬ無茶ぶりを続けるニホン国キジダダ総理。ダダ下がりの支持率にブツブツをいっていると…

10月にはいり中秋の名月というか十三夜も迎えたが、またも連休中に天気が大不安定なニホン国。秋晴れという言葉はどこへやら、いやこの気温の乱高下に秋という季節自体が逃げだし、もとい消失しそうであった。そして、ここ官邸でも消失しそうなもの多数…、キジダダ総理そのものが官邸から消失いや外交という口実で国会から逃げていたのだが

「ああ、帰ってきたけど、まだアベノ元総理の例の国葬、終わったというのにまだ批判があるし、支持率が下がりっぱなしだし」

と再び頭を抱える。

「こんなときこそ、息子に愚痴り、うまくSNSで国民を誘導するやり方をかんがえてもらいたいんだが、アイツどこにいったんだー」

と、スマートフォンを取り出し、政務秘書官に起用したばかりの息子に連絡を取ろうとしたキジダダ総理だが、

“あのう、言いにくいんですけどお、視察とか研修名目でえ、総理の側近の方々をおつきにいろいろ顔出しというかあ、遊びまわってるみたいですよお、浄玻璃鏡によるとお”

と、液晶画面から返事をしたのは、すでにレギュラー化した地獄の書記官。マイティフールにマスターライアーなど海外から批判されるが同類に持ち上げられた勘違いうぬぼれ屋のアベノ元総理のころから、ニホン政府を見守っている地獄の書記官。増え続けるニホン国からの亡者の数を少しでも減らすため、総理たちに貼りつき、苦言を呈している。現世では実体をもたないため、鏡などから音声発信、本日はキジダダ総理のプライベート携帯からのご登場である。

「くう、わ、私の危機にあいつは何をやって」

“あのう、失礼ですけどお、そこそこ優秀とはいええ、ロクに実績も実力もなくてえ、トップクラスの職務にいきなりなったらあ、驕りもしますよねえ。それに世襲の方々ってえ、いいとこに生まれた幸運なだけで地位につけたのを能力と勘違いする方々多いですからあ、アベノさんとかも。まあ、あの人は知能が低すぎてえちょっと有頂天になれないほどでしたけどねえ。息子さんもねえ、舞い上がってしまったようですねえ”

と、親ばかエコひいきというか、支持率ダダ下がりのため身内にそばにいてもらいたいという何とも情けない理由で息子を起用したキジダダ総理にさらに追い打ちをかけるキジダダ総理。

「し、しかしSNS対策は必要なんだ!なにしろ支持率は下がるし、国葬が終わったのに批判が殺到してるし」

“そんなことはご自分の頭で考えてやった方がいいんじゃないんですかあ。政治家としての経験とか、ご自慢のキジダダノートを読み返すとかあ。聞く力を発揮して反対派がなぜ反対かを理解したらどうですかあ”

と呆れ気味の地獄の書記官。すべてハリボテの飾り物で、実は政治家として中身なんてないんですということを逆説的に指摘され

「い、いやちゃんと聞いてるし、ほ、ほかの議員にも丁寧な説明を」

“あのう、ジコウ党重鎮のホソダンさんでしたっけ、あの方全然、マトモに説明してませんよねえ、トン一協会との関係。さんざん証拠が挙がっているのに木で鼻をくくったような会見。まあ、税金で育ててもらって食わせてもらっているのに、超勘違いの人ですよねえ、しかももう高齢なんて救いようないですねえ”

「いや、決別したのも」

“ゼコウさんとかですかあ?あれ、ホント口だけって感じですよねえ。もう学生のころからトン一の人さらいサークルに所属してたんでしょ、五月病で気弱になってた学生を騙して壺だのなんだの売らせてたと某大学生卒の亡者たちが噂してましたよお。まあ地獄でも気晴らしのおしゃべりする強者がいますからねえ。騙されて死後も恨んでる信者さんがいろいろと愚痴ってますしねえ、生きてマスコミにばらしまくってる方々もいるし”

「そ、そりゃハギュウダンくんとかはかなり選挙協力してもらったらしいが、その」

“あ、そうそうキジダダ総理の側近の方にもいるんですよねえ、トン一の方。いままさに息子さんを連れまわしてますけどお”

「な、なんだとおお」

“あ、知らなかったんですねえ。ひそかに取り入る手口。まあ身内贔屓したせいですよお。アベノさんはその点だけは少しだけマシでしたねえ。奥さんがいくらあれでも政治には直接かかわらせなかったんで、その点でガースさんやキジダダさん貴方よりよくなるかも”

「へ?どういう」

“いやあ、国葬やっちゃったでしょ。だから、さらに罪が重くなった。お祖父ちゃんのギジさんより数億年刑期がながくなって罰も酷くなるかもって賽の河原で大泣きだったんですよ、アベノさん。でもね、よく考えたら国葬はアベノさんの死後でえ、やったのはキジダダさんたち。使いまわしの薄っぺらい美辞麗句を並べ立てたガースさんはともかくアベノさんにはあんまり罪ないんじゃないかと奪衣婆さん他が言い出しまして。まあ、法律違反の国葬に賛同して反対派をけなした連中を生み出した罪はありますけどねえ”

「こ、国葬やった側が罪の加算になるということなのか?」

“まあ、さすがにその日に天変地異ってのは、ほかの国民にも大迷惑。反対デモも近くでやってましたしね。ということで八百万の神さん方もさすがにそれはあきらめてくれました。しかし、今後、キジダダさん以下ジコウ党の皆さんの罪がどんどん重くなっていくだろうってことは皆さん一致した意見で”

「重罪って、し、死後に」

“ジコウ党はトン一協会の横暴に手を貸すわ、それを止める気がまったくないわ、税金は無駄に使い、デタラメ政策で無駄遣いですからねえ。国民というかニホンの民をたぶらかし阿保にし、真っ当な人を貶めてますしね、実際”

「え、円安対策の介入とか旅行対策とかやってる!」

“ちょっと介入したぐらいじゃダメでしょ、金利上げる気がないってのを海外の投資家はわかってますしね。外貨をドブに捨てただけ。旅行対策なんて旅行に行けない真に支援が必要な国民のためは1銭にもなりませんから。じわじわと下がるだけで、いや違いますね、値上げラッシュに考えなしのマイマイナンバーカード一元化でさらにどん底”

「マイマイナンバーカードを健康保険証に一体化するのがそんなにダメなのか?」

“あの、学習能力ってあります?住基カードも年金もすべて失敗しましたよね、データ化。そもそも保険がこんなに種類があるのに一元化できます?電通だのに頼んでもどうせ下に丸投げ、北のお国の息のかかった会社に頼んでおわり。税金の使い方でも国防上でも問題ですよねえ”

「そ、そういえば、助成金とかでもデータ下請けに」

“いやあ、ミサイル撃ってくる国の会社に国民データベース作成を頼むなんて、ほんとすごいですねえ。変に金かけてミサイル防衛なんてやるより、足元をしっかりしましょうねえ。武器はあるけど、国民は食料も買えず飢え死に多数なんて、下手なブラックジョークですねえ。そもそも防衛システムに侵入されてますしねえ。型落ちの米軍おさがりの武器を買う防衛費増やすよりもちっとマトモな案だす人材増やしたほうが国防に効果ありそうですねえ”

「し、しかし北からのミサイルがー」

“それ、アベノさんのころからジコウ党政府が野党に追及されそうになるたびに飛んできてましたよねえ。毎回ニホン国国土には落ちてない、海域に。漁船ですら当たってないですよね。しかも今回は実はミサイルの資金源となっているトン一協会の追及が野党からあったときですよねえ”

「あー、それはぐ、偶然」

“偶然にしては出来すぎー。なんというかリベラルさんとか野党の議員関係者さんの言動にはコジツケの陰謀論やる割に、飛んでくるなんて。小学生でもわかりそうなご関係ですよねえ。まあ、お仲間をあおって誤魔化したつもりなんですけど、わかる内外の人からは白い目で見られてますよ。だいたいミサイル防衛システムの一部ナンタラアラートの曾孫請けが北関係のIT会社だったそうですよねえ”

「曾孫請けまでのチェックはゴニョゴニョ」

“そんな調子ではマイマイナンバーカード一元化も怪しいんでしょうねえ、隣国とか中国とかにデータベースがってありそうですねえ。そういうことできる技術者さん、いまや日本から出てますしねえ、報酬が低すぎて。そんでもって無茶やって罪人亡者が増えちゃうんですねえ、責任とらされて自殺に追い込まれるアカギギさんのような誠実な人も、それはやはり問題ですよねえ”

「ま、また何かあるのか」

“アベノさんしかり、貴方方ジコウ党の方々は死ぬまで反省も謝罪もしませんからねえ。いっそ皆さんの寿命そのものをいじったほうが、良くも悪くもウイルスですとか未知数なワクチンとかいろいろありますし”

「そ、そんな自然の摂理に反して」

“フクイチのような老朽化原発の再稼働という無茶ぶりといいむやみやたらな開発といい、自然に反しまくっているのは貴方方なんですけど。これ以上政権をとらせるのも、さりとて野党になっても政府の改革の足をひっぱるだけで、在野でも存在してるだけで害悪しかないかもしれないってんで。それで、ジコウ党関係者財界マスコミ芸人学者モドキやネトキョクウ含めてきれいさっぱりとって。そういう案もあるんですよ。さすがに閻魔大王様も、ほかの神さんとの重々協議のうえってことですけど”

「そ、そこは丁寧に時間をかけてほしい…」

“貴方方ジコウ党のような国民無視の閣議決定だの、野党側の意見もろくに聞かない強行採決なんてことは決してないですけどね。しかし、ニホン古来の神様、精霊、妖怪に至るまで堪忍袋の緒が切れそうな状態。世界にも悪影響ですから。差別主義者の天国、クズどもの楽園って言われてますしねえ、そんなお国になってるんじゃあねえ。景気も悪いし、少子化も進むし、相変わらず女性、子供、弱者へのあたり強いですしい”

「そこは改善、今国会でも」

“その言い訳は耳タコだそうですよ、亡くなった女性たちからすると。まあ、これ以上女性が減ると自然消滅ですねえ、気候変動も酷いし。あ、例の会議が始まりますんで、これで”

「あ、ちょっと…。な、なんということだ。い、いや今の電話なぞ、なかった。は、白昼夢」

と、自分に言い聞かせながらも、“ジコウ党政権がいる限りニホン国は酷くなるから、それならジコウ党関係者全員消失”というあの世からの三行半がつきつけられることに怯えるキジダダ総理であった。


どこぞの国では上を変えれば、少しはましになると、同じ政党で入れ替えてますが、どんどん悪くなるばかりのようですねえ。いっそきれいさっぱり一掃したいぐらいですが、与党にくっついてるマスコミだの御用学者、太鼓持ちが多すぎて捨てきれないようですわ。まるで、余計なものが詰め込まれたゴミ屋敷のようですが、いっそ強制執行してスッキリ…って無理ですかねえ。

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