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強化と自信

誤って削除してしまったので再公開しました


「うーん......これも違うなあ....」

 洞窟を掘り進めてから2、3時間が経過した。今のところ三人とも成果はなしと言ったところだ。他の宝石は少ないながらも掘り出してはいるが、緑色の石は影も形も見えない。確かかなりの高額で取引されているから採れづらいのだろうということはわかっていたが....


「そっちのほうはどうだ?」

「いや....宝石自体は出るんだがな~」

「みどり、ない....」

 まあそうか。この二人なら見つけた瞬間に叫びそうだからな。


「どうする? もう競争とか言ってる場合じゃないぞ?」

「そうだな....ここは協力しよう」

「ん!」

 三人で手当たり次第に掘っていても埒が明かないことはよくわかった。ここは大人しく作戦を立てよう。


「まずは....なんとなくの位置を把握しよう。『運命の共鳴』」

 シャトーが俺の知らない術を唱えると、シャトーの魔法陣が小さく振動を始めた。

「これは?」

「探知魔術だぜ~! 昔生き別れた恋人同士をつないだやつらしいぜ!」

 よくわからないがすごい物なんだろうな。しばらく振動していた魔法陣が青白く輝き、俺達が立っている岩場の正面に、小さな光が見えた。


「ん? あそこにエメラルドがあるのか?」

「まあそんな感じだな。ただあの光だと....かなり奥だな。結構時間かかるぜ」

 そうなのか。まああるとわかっただけでもいいんじゃないか? パワー自慢ならここにいるからな。


「オーガほる!」

 オーガも自信満々でツルハシを持っている。そもそも人間の俺や城のシャトーと比べてけた違いに強い。オーガの掘った岩場を見れば一目瞭然だ。ここはオーガにバフなりなんなりをかけて全力で掘ってもらったほうがいいのではないか?


「なるほど....それだとオーガだけじゃなくてツルハシのほうにもかけたほうがいいんじゃないのか?」

「確かにそうだな」

 ツルハシもかなり使ったからな。一応武器認定になるから修繕魔術なら俺がいくらでも持ってるぞ。


「オーガ頑張る!」


 本人のやる気もあり、なるべく早くエメラルドを手に入れるべく、史上最強の生物を創ることにした。


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