表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/8

褐色の暴虐と危地の予感~あるいは衣食の重要性について~

ヒロイン登…場…?

今日のお仕事終了(暫定☆)。


あ、母上、サボってませんよ?


かくかくしかじか。


「まるまるうまうまー♪」


てなわけで、経過観察中なわけです。


はっ!実験成功の暁には必ずやよりお役にたてるものと…。


良し勝訴っ!!


「だいいちぶかんっ!!」


…妹、なんでそのネタ知っとるの?


「ミーわかんなーい♪」



…可愛いので許す。



さて、母の許しを得た所でお散歩兼晩御飯のおかず探しにしゅっぱーつ!

本日は森の浅層を回ってみたいと思います。


「奥には絶対に行っちゃダメよー?」


はーい。


ちなみにお昼ごはんはありません。

基本的にこの世界、一日2食なんですよね。

そのうちなんとかしたい所。


ひもじいのは辛いのです、育ち盛りなので。


うーん、そういや昨日も思ったけど、このスキルで収穫量上げられたりしないものでしょうか…。


ぽくぽくぽく…ちーん!


あ、そういや半分ネタ知識だけどアレがありましたよ。

明日辺り試してみようっと。

なんて考え事しながら無防備にのこのこ歩いてたのが運の尽き。


「あ、りっくんじゃーん♪てやっ!」


うげ。


あたたたたっ!ぎぶぎぶっ!!


「にゃははは、よっわー♪」


はい、この見下し目線に八重歯光らせて笑ってやがる小悪魔。

我が宿敵にして三つ上の幼馴染、ライカ嬢です。

母親が南の出身とかでこの辺りには珍しい褐色肌に金髪ツインテ。

結構な美少女なんですが…


天職…武闘家。


神様、力を与えちゃいけないヤツっていると思うんスよ?


寒村ゆえに同年代が少ないせいか、ボクを見かける度に絡んできやがるのです。

いやまぁ痣を見せて訴えましたよ?親に。


そこ、卑怯とか言わない。


この年代で3歳差はでかいのです。

おまけに幼児とは言え天職ブーストかかってる上にまともに手加減もできないので本気で洒落にならん。


だがしかし!


打撃系だと痣が残って叱られると学習したヤツはサブミッションを習得してきやがった…!


まぁボコスカされるよりは手加減も効くし、マシにはなったんですが。




「なに、どっかいくの?」


森。


「しょーがないなー、あーしも行ってあげてもいーんだけどぉ…。」


いや無理。


「なんでさぁっ!?」


…その格好で森に入るとか正気?


「ぬぐぅ…!」


勝った。敗北を知りたい。


ちなみにコイツ、母親の影響(布地少な目)プラス天職的に動きやすさを追求した結果、かなりスキだらけの恰好してらっしゃいます。

こんなんで森に入った日には虫刺されとか擦り傷切り傷待ったなし。

やべー毒とかある植物とかもあるんですよ?漆とか。


…これでサブミッションとか、将来思い返したら黒歴史になるんじゃなかろうか。

あ、ボクロリではないので微妙に気まずい程度です。ロリではないので(二度言った)。


ちなみに良くアニメとかで草原でゴロゴローっとかやってたり、膝まである草ッ原駆け回ってるの見ますけど、アレ、かなり難易度高いですからね?

普通の草原とかで転がったらほぼ確実に虫の群れとかに突っ込みますし。

蛇をはじめ何がいるか分かったもんじゃない上、切れる葉っぱや棘ありの草なんかも確実に混ざってる中駆け回るとかかなりガッチリと足回り固めてないときっついものがあります。


閑話休題。


「おぼえてろよーっ!」


すたたたたっ。


走り去る年上。


…小悪魔じゃなくて小悪党だった模様。


「あ、着替えたら追いかけるからー!」


おい。



と、なんやかんやありつつ森の入り口に到着。

一応この入口(と言っても獣道程度ですが)から100mくらいは何十年もかけて魔物あーんど獣除けの処置がしてあるのでギリ安全。

そこまではある程度分別がついてれば子供だけでも入れます。

まぁごくごく稀に追われた野犬なんかが獣除けを抜けてきちゃうこともあるようですが、確率的には前世の交通事故よりはるかに下。

この世界でそこまで気にしてたら生活できんのですよ。


…アレ?今フラグ立った?

ブクマしてくれた方、ありがとうございます!!


よろしければポイント・ブクマお願いしやす!(・ω・)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ