45.地上と同盟国戦車
ロープで繋ぎ、引っ張ってきた15人の集団は、どうも麻薬に侵されていたっぽい。12時間くらい経過したときに突然騒ぎ出し、36時間くらいしたらとても大人しくなった。それからずっと落ち込んでいるような、精力を失ったような顔をしながら静かに付いてくる。
水だけは与えているけど、なんかこう不気味な怖さがあるというか、突如何をするか分からない不安感がある。
ダンジョンの入り口から出ると、すぐ側に何人も衛兵や冒険者の人達が居て、こちらを見て驚いている。
「おぉ!? ゴーレムがダンジョンから出て来たぞ!」
なんか騒ぎになってるけど、カイが車体から降りて書状を見せると、すぐに静かになった。本当にあの書状は凄い物なのね。
「ダンジョンの中で人間を食っていた奴らだ。 衛兵に引き渡したい」
「ひっ、人を食ってたのか!?」
「頭は倒すしかなかったが、気をつけろ。 いつ喰い付いて来るか分かったものではない」
ロープを車体から取り外して、念動力で先端を衛兵に向ける。
「ちょっ、ちょっとまってくれ! 人手を集めてくる!!」
二人が残り、衛兵は急いでどこかに駆けて行ったあと、20人くらい援軍を連れてきたところで引渡し、ようやくダンジョン内であったことがひと段落着いた。
偶然とはいえカルト集団が、教団になる前に潰す事ができたけど、今後はカルト集団を探す方法が何かいるかもしれない。でも、どうしたらいいんだろう。
「そろそろコフルの町に向かおうか」
ダンジョンの入り口周辺はまだ少し騒ぎになっているけど、それよりも今は目的のコフルの町に行くのが優先。そちらにも変な集団が居るらしいし、元々そこを目指していたわけだしね。
カイが砲塔に座ったことを確認して、コフルの町に向かって街道を進む。
ダンジョン入り口の村を離れて半日、夕暮れが迫ってくる頃には周囲には街道以外何もない場所まで進む事ができた。今回は回りにまったく人気もないし、カイが夕食の準備をしている間、色々試す事ができそう。
いまは74式も修理中だし、M24軽戦車も少し修理箇所があるから新しい戦車を取得してみる。
ポイントを確認してみるとあれ、増えている。1750+2310、ダンジョンでミノタウロスを倒したり、魔物を倒してきたからかな。
500SP支払い、残り3560SPでレベル16。
スキル:他国戦車対応 ver.2
納入及び試験実績のある他国戦車及び、同盟国一部の戦車へ変更が可能
M41軽戦車
M47主力戦車
M103重戦車
上記を取得。
M41になってみるけど、やっぱり日本戦車のときよりしっくりは来ない。だけどM24軽戦車よりM41軽戦車の方が動きやすいし、パワフルな感じがする。
次はM47、M4をそのまま良くした様な感じ。74式が使えない時はこれでいいかも。
最後にM103重戦車なんだけど、重っ。重戦車は体が重く感じる。何をするのにも力が入るというか、これは本当に戦う為の戦車で、旅をするには全く向かないみたい。
どれも超信地旋回も出来るし、これってやっぱり第二次大戦の後に産まれた戦車じゃないと出来ないのかな。
やっぱり時代が変われば性能が変わるというか、自分自身の身になってみると動きやすさに直結するみたい。出来れば第二世代とか第三世代戦車の方が良いんだけど、第三世代とか第四世代はたぶんスキルレベルが上がらないと燃料供給が無理。世代的には燃費が良くなっているはずなんだけど、この辺は不明。もしかしたら使われている燃料の品質が高くなって精錬しにくいとかかも。
それにしてもやっぱり74式改が気になる。たしか数両しか作られていないレア車両、レアと聞くと心が躍るのは男だから仕方ないと思いたい。
とてもとても簡単な説明:
M41軽戦車
古くなり性能が付いて来なくなったM24軽戦車の後継品として作られた戦車
日本も1961年に作られた61式戦車が出来るまで、アメリカから供与されてました
M47主力戦車
アメリカで作られた第二次大戦後の第一世代と言われる戦車
その頃はベストセラーと言われるくらい輸出され、日本も61式戦車の参考用に一両受け取っている。
M103重戦車
第二次大戦の後に作られた でかい・重い・硬い 戦車。
信地旋回:
片側の履帯を停止させて起点にし回れる
超信地旋回:
左右の履帯を逆回転させその場でぐるぐる回れる




