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最強魔導士、王都に帰る。

王都に帰ります。門番Aって強そうですよね

魔王を倒した俺は、それを伝えるべく"仕方なく"王都にやってきていた。


「めんどくさ。魔王城から何日かかると思ってんだよ」


魔王城から王都まで、馬車で3日、徒歩で5日かかる。

しかしアレースは身体強化魔法を使っていたため2日ほどでついたが。


「あの、王様に報告に来たんですけど」


門番に話しかける俺。てかこんなボロボロの服でいいのか?


「何?貴様のような薄汚いやつが神聖なる我らの王に近づけるわけないだろ」


やっぱりか。

まぁこんな格好で報告できるわけないよな。

てかこの門番偉そうだな。腹立つ。


「そうですか。せっかく魔王城から2日もかけてきたのに....残念だ」


「魔王城だと?冗談はやめておけ」


「冗談?はぁ、そうですか。まぁ直接王様に会えば嘘か本当かわかることですがね」


「ふん。口だけは達者だな。貴様などこの国の冒険者より弱そうじゃないか」


「それに、貴様のような若造がたった2日で魔王城から王都に帰ってこれるわけないだろ」


え、若造って。俺38歳だぞ。あと少しで40歳だぞ。


門番としばらく言い合っていると、王宮のほうから豪華な服に装飾を付けた人物が走ってきた。


「で、殿下!なぜここに!?」


「そんなことはどうでもいい!魔王を倒したものが来たっていうのは本当か!?」


「え、それなら俺ですけど」


「・・・は?」


王様は信じられないというような顔で見てきた。なんだよ、そっちが送り出したくせに。


「き、君。もしかして....アレース君か?」


「そうですよ」


今度は泣きそうな顔になった。やめてくれよ恥ずかしい。


「あ、アレース君!よくぞ無事だった!」


「ありがとうございます」


「それで、魔王は倒したのか?」


「はい。バッチリ倒しましたよ。てか弱かったです」


「魔王が弱い?まぁそんなことはあとだ!今日は街を上げてパレードだ!」


そんな王様とのやり取りを見て、門番は口を開けたまま動かなくなった。


ていうかなんで若造とか言われたんだ?明らかにこいつより年上なのに.....

まぁあとで原因を究明しよう。


今日はパレードがあるらしいから、それに備えて早く寝よう。

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