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消えない世界
伸ばし続けた手を下ろしてしまった
描いた夢は非現実に
ひび割れすぎた破片の温度
100描いた理想は100の思い出へ
幸せの味を知らないまま搔き消したもの
夜空の虹を覆い隠したカーテンの闇色
新しく描いた白色のキャンバス
仕舞ったままの思い出から
溢れ出したのは夜の風景
真夜中、忘れた夢を描きなおす
ひとつひとつ、新しく描いた人影
夢眼で見据えた月明かり
変わらないままそこにあった
あとがき。
ちゃんと頭を回さなきゃいけない。知っているのにやる気が出ない。狭い世界に閉じこもってる。そうとう不味い傾向ですな。




