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君頼み  作者: 時雨良明
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夢眼

読みは「ゆめまなこ」です。

あなたの瞳の奥に映るのは誰?

黒い瞳に問いかけひとつ

答えを返さない黒い瞳が少し笑ってるように見えた


触れた眼球の色の中に

誰かの香りを感じた気がした

その感覚を追いかけて


知らない心臓の鼓動に触れて

懐かしい、なんて言葉がこぼれ出た

抱きしめる腕の中で

小さな寝息を立て始める


君の瞳には何が映る?

誰かの問いかけに寝息を立てる少年はただ黒い瞳を返した






あとがき。

何年か経ったらどうなってるかわからない。未来が知りたいと思うのはよくあることだけど。叶わないと知ってる夢をそれでも追いかけるのだろうか。勇気あるなと思うし、そんな風になりたくなる。

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