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次君と会う日
包丁と僕のわずかな空白
そこに永遠という名の壁があって
僕はどうしてか手を下ろして
思い出したように鳴るインターホン
僕は今日も元気ですって
顔に張り付いた笑み
玄関先の鏡は不出来
あと一歩で壊れるのにね
目元の隈がまだ笑ってるの
包丁と僕のわずかな空白
削れた永遠の鎖が解けて
強く握った指の行く末
あとがき。
歌を好きでいてほしい。特に合唱をお勧めしたいのは僕がそれだけしか知らないからかな。合唱とボカロぐらいしか聞かないし。あとゲーソン。
どうしてかな。合唱は心に深く当たってくる。触れたい世界へ連れていってくれるような。




