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君頼み  作者: 時雨良明
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ひどく寂しげな

瞳と瞳が向き合って

私の涙を君は見ていた

濡れた草がはしたなく踊る

キスを交わすと君は驚いたような傷ついたような表情で

そして月明かりの下で告白が解けた

いつかまた君と出会いたい


思い出一つ抱いたまま

遠すぎる場所で笑っている

君はきっとこう言うんだろうな

なんでそんな顔で笑ってるんだって

困ったような笑みを浮かべて

君を想うの


花束を一つ捧げる

ここからあなたへ届くのは

あの日と同じ雫だけ






あとがき。

そろそろタイトルのセンスを誰かに聞いてみたい気がする。

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