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蛹
運命より早く走り抜ける
その途中で見つけた幼い僕の
ちょっと戸惑ったような視線に気づかないふりで
鏡の向こうで涙ばかり溜まってく
手と手が触れてる間だけは
どこまででも届くと思えたの
足元が壊れて落ちてる最中に
強さが欠けた僕が木霊する
たどり着けない場所がある
それを知ってるはずの僕は
終着点の目の前で落ちている
繋いだ手が二度と離れないよう
祈る以上に必要なことは?
手も足もない芋虫は
蛹になんてなれなかった
あとがき。
ソプラノは鬼すぎる。特に男子にとっては。音取りだけで死ぬかと思った。食事時少しふらついたし。
ちなみにhallucination and hopeよりイメージを拝借。ゲームBLUE REFLECTIONの公式サイトで公開してます。




