49/72
forty and nine
マヨがあちこち動き回っているあいだ、おじさん相手に話している。奇妙な話し方があったもので、池袋北口の黄昏時を思い出す。ちょうどあんな感じだ。特に口を利くでもない。はたからすれば、並んで座っているだけにも見える。
おじさん達の特徴は、とかく無口なことで。あまりおしゃべりなダンボールおじさんをもてなした記憶がない。ヤスダ君はむら気な性格だから、しゃべる時はいいが、しゃべらないとなると「ん」「じゃ」ぐらいしか言わなくなる。そんなだから、使い走りに走ったあとは、自分が話しかけて気まずい雰囲気を何とかしている。




