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forty and seven
例えばこうだ。バックパックの中へ手を突っ込んで蓄えの缶ビールを取り出す。差し出しながら、
「ん。飲みますか」
初対面の相手にぶっきら棒なもので、それでももらうから面白い。「なんだこのお兄ちゃんは」と眠たそうな髭面を上げて、ほとんどは無言で手を出す。
おもむろに二本目を取り出す。プシュ! 相手が開けていようといまいと、ヤスダ君はヤスダ君で立ち飲みする。こんなふうにして始まり、同じようにして終わる。
一本飲み終わると、
「じゃ」
ひとこと言いおいて、振り返ることもしないで立ち去る。




