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気ままな生活
私が死ぬ時、どんな自分になっていたいか。少しでもイメージよく死にたい、同情を誘うような、そんな死がいい。だからこれからのためじゃなくて今のために生きてみよう、好きなことをして自分らしく入れるように。
脳内でオー・シャンゼリゼが流れている。この曲はパリのシャンゼリゼ通りを自由気ままに闊歩するような曲で、この曲を聴くと自分もこんなふうに自分の気持ちに素直になりたいと思わせてくれる。
私は脳内でシャンゼリゼを流しながら、気ままに近所を歩き、カタツムリを眺め、買い物をし、3日ぶりの食事を摂った。とても幸せな気分に満ち溢れながら、英語や趣味のITの勉強をした。こんな風にこれから先も気ままに生きれたらどれだけ最高だろうか、いや、そんなこと考えるのは陳腐か、そんなことを考えながら私は鼻歌を歌いながらスキップをした。最期の人生、素敵に生きると決心して。