何もできない日
スマホを片手で探りながら起きる。お盆で人がたくさんきて、夜に羽生結弦の歌番組を録画する夢で、姉に頼まれた部分の録画が出来ていなかったと焦って起きた気がする。焦ったせいで、頭はクリアな状態で起きることができた。
昨日、先生から後期での卒業は無理だと伝えられ、母から退学するか内定先はどうなのかと連絡を受けた。返している途中で寝てしまったからだろう、今朝開いてみたらほとんどが送信取り消されており、ひとこと「なるほど」だけが残されていた。私にストレスをかけないように、自分が思っていることを飲み込んだのだろう。親には迷惑かけている事は分かっている、だからこそなんとかしたいと思ってる。
そう思った矢先、一通のメールが入った。内定先の人事からだ。内定式に関するメールで、とても物腰柔らかいメールが来ていた。私は事務的に返事をしてたら、どっと疲れが押し寄せてきた。何もしたくない、体が重い、疲れた。タスク表に横目に寝て、起きたら終わってないかな、体に鞭を打って立ちあがろうとしたら、何かがプツンときれ、気づいたら眠りに落ちていた。何もできなかったという罪悪感だけを残して、今日という日が終わった。