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転生公爵令嬢のイチオシ!  作者: キャブ
41/54

41.学園祭9

《無事にメリアーナ姫を救出した勇者ストライブ様!おめでとうございます!》

《最後に姫からご褒美のキスをと思っていましたが、先程ストライブ様がしてしまいましたね!》


『キャー!』と一際大きな歓声が上がる!


《しかし、今はメリアーナ姫に汗を拭いてもらっている勇者ストライブ様!》

《これもまたご褒美ですね!》


『キャアー!!』とまた騒がしくなった!


里英ちゃんってば!

もう!恥ずかしい!!


《ではこれにて『大切なお姫様を救え!』は終了です!おふたり共、ご協力ありがとうございました!そして、皆様もご声援ありがとうございました!!》


拍手が沸き起こった!!


《尚、この特別ゲームを体験してみたいお客様は若干内容は変わりますが、このあとこちらの方へ来て楽しんでいただくこともできますのでどうぞ!!》

《また、今回使用した各障害物も我がマクラナ伯爵家が開発いたしました!》

《自宅用に、または訓練用にとご希望の方は我がマクラナ伯爵家までご連絡を!》


『ワァー!』と拍手と歓声が続いた。



「ストライブ様、メリアーナ様!ご協力ありがとうございました」


里英ちゃんと早苗様が来た。


「とても楽しかったですよ。大掛かりなゲームでしたね」


レイ様はニコリと微笑みふたりを見る。

なんて、なんていい人なの!?


「あなた達にはあとで言いたいことがいっぱいあります!!」


ふたりをキッと睨む。


「クスクス。いいわよ。またお茶会しましょ」


「ゲームに協力してくれたメリアーナ様は、このあとはゆっくりしてて。おかげでこのクラスのゲームは大繁盛!人気投票もいただきよ!」


「先程も宝物のクッキーを渡す係もしていたし、もう大丈夫よ」


満足そうな里英ちゃんと早苗様が送り出してくれた。



レイ様とふたりで学園のレストランへ行った。

お昼もすでに過ぎているし、疲れさせてしまったレイ様に何か飲み物を飲んで休憩してもらいたい。


「レイ様、今日は本当にごめんなさい」


レストランの席に着いてレイ様に謝る。


「え?」


レイ様も座りながら不思議そうな顔をする。


「私のクラスのゲームを見に来たばかりに巻き込んでしまいました」


「フフッ。とても楽しかったよ。メリアーナが私が贈ったものを大切にしてくれていることも分かったしね」


私を見て嬉しそうな顔をするレイ様。


「!!」


そうだった!

恥ずかしいこといっぱいあった!!


「でもレイ様、とても格好良かったです。ゲームに協力してくださってありがとうございました」


本当に格好良かったわ!

普段見れないようなレイ様がたくさん見れた。


「…いや、こちらこそありがとう」


「え?」


逆にお礼を言われることなんてないのに。


「さぁ、食事にしよう」


レイ様がクスリと笑ってランチを勧めてくれた。


「は、はい」


ゲームの仕掛けがすごいねとか、みんなでクッキーを作った話をしてランチを食べてからお茶を飲んでゆっくりしていた。


レイ様に私の好きなお菓子の問題が出た時の話を聞きたい。

そう思っていたら、こちらに向かってくる女生徒3人がいた。


「あの、少々よろしいでしょうか?」


「あなたは!お久し振りです。どうされましたか?」


お知り合いかしら?

どうしたのかレイ様が聞いてくれている。


「私たちは学園祭でミスター・ミスコンテストを企画しております。私は代表者のカタリナ・ヴァリテと申します。アレックスの姉でございます」


ヴァリテ様と同じ赤い髪に黒い瞳の綺麗なお姉様だ。


「実はおふたりにコンテストに出場していただきたいのです!」


カタリナ様は手を胸の前で組み合わせて必死に訴える。


「えええ!?」


レイ様と顔を見合わせる。


「レイ!出場してあげてくれないかな。何やら非常事態のようなんだ」


「いったいどうしたんだ?アレックス」


ヴァリテ様も来てレイ様の隣に立つ。


「そうなのです!実は出場予定の立候補者が怪我をしてしまったり、今日の都合が悪くなってしまった方がいらっしゃいまして、出場人数が少なくなってしまったのです!」


カタリナ様がさらに必死で訴える。


「なので急遽、本日短い時間で募集したノミネート枠を集計をしていましたら、おふたりがノミネートされました。ぜひコンテストに出場していただけないでしょうか!」


「今、注目のおふたりならこのコンテストの目玉になると思うのです!」


「ぜひ、お願いいたします!!」


他の方にもお願いされる。


コンテストなんて無理!!

レイ様と困った顔をしていた。


「私も出場するからさ」


ポンとレイ様の肩をヴァリテ様が叩く。


断りきれず私達も出場することになってしまった。






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