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転生公爵令嬢のイチオシ!  作者: キャブ
24/54

24.王宮でパーティー3

数日後にストライブ様からドレス一式が届いた!

私の好みにドンピシャリなものばかりッ!!

どうして!?


貴族令息からの贈り物といえば、お兄様以外だと元婚約者からしかないけど、アイツからのは全く趣味が合わず送り返せる物は返していた。

お兄様は言わずもがな素敵なものばかり贈ってくださる抜群のセンス!


し、しかしこれはまた…。

薄いピンク色のふんわりしたドレス。

可愛いもの好きの私の心を擽り過ぎるレース使い。

上品に配置されたリボン。

濃い紫色の刺繍。

15歳らしく控えめに縫い付けられた装飾物。

(もしかして宝石?値段が恐くて宝石と言えない)

そっと手に持ち鏡の前で合わせてみる。


「……素敵なドレス」


ポツリと呟いてドレスから目が離せない。


「まぁー!メリアーナお嬢様!大変お似合いです!!」


お母様やメイドさん達は大絶賛だ。

お父様とお兄様は渋い顔をしている。

特にお兄様。


『お兄様ごめんなさい。つい、ドキドキし過ぎてパーティーのお誘いに頷いてしまったの。次は一緒に行きましょうね』


そう伝えたら余計にショックを受けていたような。


そしてこの素敵な黒に近い濃い茶色と濃い紫色の髪飾り。

ストライブ様の髪と瞳の色…?

そう思うとまたドキドキしてきた!

でも私の髪色も紫だし。

考えすぎかな?


ドキドキするけど、パーティー楽しみになってきた!




* * * * *




パーティー当日は朝早くからメイドさん達が張り切ってくれた。

髪の毛から足先まで丁寧に身体中お手入れしてくれる。

いつも以上にメイドさん達の気合いが凄すぎる。

でも流石、プロの仕事!

前世はエスティシャンか美容師さんですか?


ほぉーっと頬っぺたを触っていると次は着付けにメイクにヘアセット。

女の子が心を弾ませる時だよね!

ワクワクしながら鏡を見ていた。


そして、公爵令嬢メリアーナちゃんパーティーバージョン完成だ!


鏡の前でホゥッとため息が出る。

ソロリと少しずつ回ってうしろも見て感動する。

メリアーナってば本当にお人形さんみたいね。

ストライブ様からのドレスがとても似合っているわ。


それに、髪飾りも。

少し頬を赤くして髪飾りを見る。


「ロジー、みんな、可愛くしてくれてありがとう」


「メリアーナお嬢様本当にお綺麗です!」


メイドさん達に感謝だ!


そんな様子をお父様とお兄様はまた渋い顔をして見ている。

私の家族達も正装している。

いつもの美しさが更に際立っているわ!


そして、ストライブ様が迎えに来てくれた。

お父様とお兄様は「話がある!」と行ってしまった。

お母様はクスクス笑いながらゆっくりとあとをついて行った。

先に家族とお話をしているみたい。

そのあいだにまた鏡の前で髪型やドレスのチェックをする。

ドキドキしながらストライブ様の元へ。


「ストライブ様、お待たせいたしました」


「……」


「ストライブ様?」


「っ!……とてもお似合いです。言葉が出ないくらいだ。ドレス、着てくれてありがとう」


「!!」


なんて嬉しそうな笑顔…。


「これを君に」


綺麗なピンクと白の薔薇の花束をくれた。


「あ、ありがとうございます」


またドキドキして、俯いてしまった。


「ストライブ様こそ素敵です…」


髪をサイドからうしろに流していつもより大人っぽい!

黒い正装に所々で濃い紫色と薄紫色が2色使いで刺繍がされてる。

いつもは可愛いらしく笑うのに、今日はとても凛々しいわ!

これがギャップ萌え!?


「クリスク公爵令嬢」


手をどうぞと構える姿まで格好良い!!


「は、は、はい」


ちょこんとストライブ様の手に私の手を遠慮がちに指先だけ乗せた。

手が震えるー!!


クスリと微笑んだストライブ様にそっと手を握られた。


「!!」


「今日はあなたをエスコートできるなんて光栄です」


私の手の甲に口付けた。


「行きましょう」


「!!」


て、手にキスー!!

さりげなく腰に手がーーー!!

ストライブ様香りまでいいーー!

あ、ダメ、クラクラしてきた!


完全に芽衣になってしまった。

歩くってどっちの足からどうやるんだっけ??

パニックである。

エスコートしてくれていなければ、もはや歩けていない。


うしろの方ではお母様や昔からいる屋敷の人達が微笑ましく見ていた。

『立派な大人になって』と感極まって泣いている人までいる。

お父様やお兄様は更に不機嫌になっている。

もはや隠していない。

顔に出まくりである。


馬車に乗る前にストライブ様が家族にまた挨拶してくれた。


「くれぐれも!可愛い娘をよろしくお願いいたします。いいですか?私達もあとから行きますからね!」


お父様、顔が怖いわ。


「…早く返してください」


ドスの効いた声のお兄様。


そんなこんなでいざ、王宮へ。




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