表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/1235

47話


「…殺せ」

「ま、マスター?」


今の俺は、オークの前に居る女騎士の如く、虚ろな目をして『くっころ』している事でしょう。

あ、『くっ』が入ってない、やり直し。


などと、妙な事を考えていたユウキ。

何しろ、妻に似た女性(羽有り)の前で、盛大な黒歴史発動させたのだから。


「…人生のやり直しを要求する」


もはや、やり直しをしたくなる程の状況、さすかのリリーナも困惑顔だ。


「マスター??」


何度目かの呼び掛けに、ノロノロと体の向きを変える。

黒歴史暴露後は、リリーナに背を向けて遠い目をして現実逃避していたのだが、いつまでもこのままにしておく訳にもいかない。


ちなみに、リリーナに何時、玉座の間入って来たのか聞いた所、「マスターが周囲を見回した後、何やら呟いた辺りです」と言われた。

最初っからやーん?!

更にダメージ追加した瞬間だった。


「あの、大丈夫ですよマスター。ステータスと叫ばれてたようですが、何か必要な事だったのですよね?ならば問題ありません」


いや、問題しかなかったよ君!!しかも意味分かってないようだし、これどういう事?


そう思ったユウキがリリーナと(イヤイヤながらも)すり合わせをしていくと、トンデモナイ事が分かった。


まず一つ、ステータスの概念が無い。

ステータスとは何ぞやとの話から始まって、そのキャラ、この場合リリーナだが、力が○○で素早さが○○、魔力が○○でと言われても、言われたリリーナにしてみれば、『お前は何を言っているんだ?』と言わんばかりの表情だった。


つまり、ステータスという値で人を表すと言う概念が無い。

これには逆に驚いた。

少なくとも、ゲーム内ではステータスと言うモノが存在していたハズなのだが、そこの住人でもあったリリーナが『知らない』と言う。


そこから考えるに、ステータスと言うモノが、ゲームをするプレイヤーのみの設定なのか、あるいは現実世界になった事で、リリーナ達は適用外になったのか、そんな所だろうか?

他にも色々ありそうだが、どちらにしても、今のリリーナにステータスと言う言葉は、意味無いモノになる。

つまり


「俺の黒歴史は隠蔽可能?!」

「はい?」

「あ、いや、何でもないですよ、はい」


折角誤魔化せそうな状態で、わざわざ尻尾を出す必要も無し。


…っと言う訳で、リリーナには『すまない、異邦人達にしか無い概念が何処まで影響するか調べていたんだ』などとのたまっておいた。

『もしかすると、君達に何らかの影響が出るかもしれないから』と言うと、とても良い笑顔で『流石マスター、そこまで私達の事をお考えに』と言われてしまった。


やべぇ、別の意味で胃が痛くなってきたよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ