138話
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調度品は棚とかが少々ある程度のシンプルな大部屋に、総勢二十三人も集まっている。
これだけ入っても狭く感じないとか…部屋広過ぎで笑えるよ。
「此度、お招き頂きありがとうございます」
「ありがとう…ございます」
「うん…じゃなかった。よく来てくれた」
何か偉そうだけど、リリーナから『こう返答して下さい』と言われたからな…なんだか慣れない。
それにしても対照的な二人…いや、二種族?
俺の眼の前で、片膝をついて頭を下げるエルフ達に対して、戸惑いの表情を向けながらエルフに倣って片膝をつくドワーフ達。
まぁ、何の前情報も無かったら戸惑うよな〜などと呑気に構えてたら
「何か言いたそうな顔ですね?」
ドワーフ達の態度に、俺の右斜め後ろに立っていたリリーナが、何やら圧力を掛けながら話しかけている。
いやチョット待てリリーナさん?コレってもしかして殺気ってやつ?ねぇ?ドワーフさん達が真っ青な顔になってるよ?止めたげてよ〜。
「いや、ワシらは」
「言い訳は不要です。マスターに対して無礼な行いは…私が許しませんよ?」
いやいや、ちょっと落ち着けリリーナさんや。
口調は静かなのに何でそんなに喧嘩腰なの?言い訳ぐらい聞いてあげなよ。
まるでパワハラ紛いの圧迫面接だよ?どっかの女装した鬼のボスがやった有名なアレっぽくなっちゃうやん?
あとエルザ、後ろで笑ってないで助け舟を出してあげろよ。
「いいじゃねぇか相棒、アレくらいなら優しいもんだぜ」
「どこが?!」
どう見てもパワハラ案件じゃないか?問題しか無いよ?
兎に角、俺としては穏便に話し合いをしたい訳だから、ここは助けないと…んん
「リリーナ、そこまで。それ以上はいらない」
「ですがマスター」
おっと、いつもなら素直に『はい』と言うハズのリリーナが反論きてきたよ。
それだけ怒ってるって事?
「リリーナ!!」
「?!」
少し語気を強めて話しかければ、ビクリと肩を震わせるリリーナ。
いや、俺が怒ってる訳じゃないからね?
「まったく…兎に角、まずは説明を…するにはチョット…」
「隣に会議室がありますので、そちらに向かいますか?」
おうリリーナさん、椅子とかあった方がいいな〜っと思ってたんだが、それは良い案だ、直ちに実行せよ…なんて偉そうな事は言わないけど、隣の部屋への移動は「うむ」と返事しておくよ。
「コレらへの説教…説明はソコで行います」
よし待て、今説教って言わなかったか?違うからね、説明だよ説明。
主に『俺の体の事』とか浮遊大陸の現状とか色々だよ?
後、ドワーフ達やエルフ達を『コレ』扱いするの止めて差し上げて下さいお願いします。




