表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/1237

102話


そんなこんなで出来上がった『浮遊大陸十三将』の設定…だったが、あくまでもゲーム内、キング·オブ·キングオンライン上での話。

しかも、ユウキ自身の脳内設定とでも言うべきものだったはずだ。


『なんでソレが適用されてんだよ?』

「マスター?」

「あ、はい、聞いてますよ、うん」


やべぇ、ちょっと気が逸れてる内に話が進んでた。

しかも、魔力云々話が終わってた。

えっ、それでいいの?魔力の話は?なんて思ってたら


「そのお顔では分かってませんね?そもそも、限界まで魔力を使えばどうなるか、子供でも分かってる危険な事なんですよ?その危険性を分かっていただくには、魔力操作に長けた者達に任せるのが一番ですし」

「よし、ちょっと待った。何だか話が変な方向に行ってる」


限界まで魔力を使うのが危険?つまり、魔力、あ〜ゲーム的にはMPがゼロになると、最悪死ぬとか何とか?そんなシステムじゃなかったような?


「マスター?」

「リリーナに聞きたいんだが、魔力がゼロ、完全に使い切ると人はどうなるんだ?」


そう聞くと、何故かリリーナとエルザが顔を見合わせる。


「当然死にます」

「マジかぁ〜」


やっぱり、ゲームとは仕様が違う訳だ。

そう思いながら、ベッドの上で頬杖をしながら考え込むユウキ。


ゲームでは、たとえMPがゼロになってもキャラクターが死ぬ事は無く、戦い続ける事が出来る。

でも、彼女達の世界観、ルールで言えば、魔力を使い切った瞬間に死が訪れる。

この違いは何なのか?そして、俺が気絶した事が魔力の使い切りが原因であれば、俺自身の体も彼女達の世界のルールに合わさせられた…適合されたとでも言うべきか?


う〜んう〜んと唸り声を上げながら考え込むが、現状どうにもならないと匙を投げる。


『リリーナが言う事も、あくまでも仮定の話だし、双子とやらに聞くしかないか。にしても、双子…確か『小人族』を選択したんだっけ?』


ゲーム時に作ったNPCの情報を思い出しながら、どうだったかを考える。


北斗の七将の一将であり、二人で一つの将…と言う設定だったハズだ。

実際には、当時追加された新職業に合わせて作ったキャラだ。


小人族と言うのは、某有名指輪の小説の主役であるホビ…何ちゃら族や、某有名ゲームに出てきたタル…何ちゃら族のようなキャラ達だ。

このキング·オブ·キングオンラインでは、『リング族』又は『リングリング族』と呼ばれている。


能力としては、素早さが一番成長し、次に魔力が高くなる傾向にある。

実は、育て方によっては恐ろしいキャラになる可能性がある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ