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101話

ガックリとこうべを垂れるユウキを他所に、リリーナの話は進む。

曰く、どうやらユウキは魔力を限界まで使った…らしい?


「なんでそこが疑問形なんだよ?」

「そう言われましても、おそらくそうなのではとの予想しか出来ません」

「予測なんだぁ〜」

「そうですね。でも、あの双子が帰ってくれば分かりますよ?」


双子と言われて一瞬『ん?』っと、疑問顔になってしまったが、リリーナが言う以上、何らかの関係者?


「そのお顔では、お忘れのようですね?」


何だろう…圧が…めっちゃ圧力がぁぁぁぁ〜。


「い、いや、そんな訳では無いけど…ん、双子?もしかして七将の双子?」


そう答えると、何やら嬉しそうな顔になったリリーナ、どうやら正解らしい、良かった。


北斗の七将の双子、北斗七星の名称は七つ…ではなく八つあったりする。

正式名称だとα(アルファ)星から始まり六番目のζ(ゼータ)星が二連惑星になっている。


某世紀末な覇者が大暴れする昭和のアニメで、「死兆星が見える者は一年以内にうんたらかんたら」と言われてたアレ。

実際には、ゼータ星の明るい星が『ミザール』、暗い星が『アルコム』と呼ばれている。


この二連星の歴史は古く、古代ギリシャでは、兵士の能力試験の一つに、このアルコムが見えるかどうかと言うのがあるのだとか。

現代で言う所の『視力検査』に使われていたようだ、衰えると見えなくなるって言う話だし。

勿論、俺は見えてるよ、うん、視力は良かったから…うん、若いから…うん。


そんな双子星の名を付けたキャラを、北斗の七将として作った訳で…ってか、双子設定をおおやけにした覚えは無かったのに、いつの間にか…やっぱりこの世界線はおかしい。

まぁ兎も角、双子が居るお陰で『七将』なのに八人居ると言う状態。


いや、いつかはやりたかったんよ、四天王ネタ。

『四天王なのに五人いる』だっけ、元ネタ?

確か、九州の武将で龍造寺四天王が最初だった…ような?う〜ん、信長さん家の某ゲームシリーズの武将説明文しか頭に無い。


本当の所、浮遊大陸四天王を作って『五人おるやないか〜い』ってネタを考えてたのだが、途中で『あ、コレって五人程度じゃ足りんわ』となり、最終的に十三人のNPCを作成。

それに合わせて『四天王以外の数字ネタ…十三人いるってアニメがあったような?違う、あれは十一人いるだったっけ?』などと考え込み、最終的にはネットで数字を入れて探したものだ。


偶然にも、星座で足せば十三になる星があったので、そこから持ってきたのだった。

ただ、北斗七星とかの有名な星関連を入れたかったので、そこから星座を形作っている星の名前を調べて、色々な設定を考えたのは良い思い出…多少『中二病』系なのはご愛嬌。

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