男と女、それぞれの事情?! (1) お茶、飲みに行く?
(男) お茶、飲んで帰る?
(女) いいよ、もう帰ろう。
(男) お茶、飲みたいやろ? あまり時間はないけど。喫茶店まだ開いてるし。
(女) 疲れてるでしょ。ずっと運転してたし。もう遅い時間やし。
……… もう一回言ってくれたら、喫茶店行こうって言おうっと ……… (心の声)
(男) そしたら、帰ろうか
… ハアーツ? ムカつくう …(心の声)
(女) えーっ、喫茶店行くって言ったでしょ。行かないの? 嘘つきやね。
(男) 嘘つき? 自分が、行かないって言ったやろ?
(女) 気を使って言っただけ。悪いかなあと思ったから。明日も仕事やし、
(男) そんなに行きたいんなら、最初からそう言えよ。こっちも疲れるわ。そんなん言われても。
(女) もういいわ。私、一人で行くから。車止めて。降ろして。
(男) はい、わかりました、一人で行ってください。
…… えーっ、車、ほんまに止めた、信じられへん 考えられへんわ ………(心の声)
(男) 早く降りて、じやあなあ。
…… 車、行っちゃった … (心の声)
(女) 何でこうなったん? もう1回、お茶飲みに行く?と、言ってくれたら、よかっただけやん。
…… 優しくないわ、やっぱり。ひどいわ。
こんな所で降ろして。夜やから、怖いし危ないのに …… (心の声)
それから、数分経ったろうか? 私の横に、車が停止。
(男) 早く乗れ、泣く事ないやろ
何、泣いてんの アホちゃうか?
(女) 戻ってきたん? 喫茶店行く?
(男) 行きません。喫茶店なんか。
(女) もう、いいわ
何か、不思議に、急に思い出しました。
このしょうもない話も、ここまでに。
今の私は、絶対に車を降りません?!