元親友の独白
感想でご指摘をいただいたため、登場人物に名前をつけることにしました。
主人公 柳 創英 やなぎ そうえい
元カノ 黒瀬 紬 くろせ つむぎ
元親友 足立 光輝 あだち こうき
市香さん 西園寺 市香 さいおんじ いちか
市香さん弟 西園寺 雄馬 さいおんじ ゆうま
小説家ちゃん 加藤 栞 かとう しおり
になります。
内容に変化はありませんのであしからず。
ここから前のお話も順次編集していきます。
<元親友 足立光輝視点>
俺は小さな頃から人から女を奪うのが大好きだった。
きっかけは幼稚園の頃、ある女児が俺のことを好きだと言ってきた。
その女児には男の幼馴染みがいて、女児のことが好きらしい。
女児は幼馴染みくんが隣にいるときに告げてきた。
女児が告げてきた時、幼馴染くんの顔が嫉妬・敗北感で歪んだ。
俺はその時、なぜかはわからないが優越感という名の快感を感じた。
その頃はまだ快感というものを知らず、もっと幼馴染みくんのかおが歪むのが見たいという欲求の元、
女児と、幼馴染みくんに見せつけるように仲良くした。
女児が俺に笑顔を向ける度に幼馴染みくんの顔はどんどん歪んでいく。
俺はその顔が大好きでずっと見せつけた。
そのまま小学校に上がり、女児とは別れてしまった。もちろん幼馴染みくんとも。
俺はあの歪んだ顔が忘れられず、自分で行動を起こした。
男の子が誰を好きなのか調べ、その好きな女の子の好意を自分に向かせる。
そんなことをずっと繰り返してきた。
しかし、そんな日々は長くは続かない。
6年生にもなれば、マセたやつも出てくる。
どこからか知ったのか俺がやっている行為を
寝取りだ と囃し立ててきた。
その言葉はすぐに広まり、俺はイジメられるようになった。
俺は、噂を流した張本人やイジメてきた奴らに復讐をしてやろうと思っていた。...男は奴らの言う寝取りで、女は犯してやる。
噂を流した奴はすぐ見つかった
数ある寝取り行為で俺の餌食になったやつらしい。
そこからは簡単だった、そいつが好きなやつを犯し、寝取ってやった。
さすがに性行為が大人たちにバレるのはまずいから、証拠を消しながらやっていった。
いつしか俺をイジメる奴らはいなくなっていた。
俺があいつらの家にイジメを告げ口したり、好きな女を寝取って精神的にズタボロにしてやったからだ。
俺はその後も順調に進学し、寝取ってきた。
そんな俺にも転機が訪れる。
初めて惚れた女ができた、しかしそいつには好きな男がいた、そう...柳 創英だ。
俺は早速手を出そうとした。
しかし、惚れるというのは自分が自分ではなくなる、好きな子の前ではまともに話せなくなる。
俺はいつものとおりに口説けず、振られた。
その後女の子は創英と付き合ったらしい。
そこからだ、俺が創英を目の敵にし始めたのは。
創英は高校進学であっさりその女の子と別れたらしい。
俺が手に入れられない者を...あっさりと手放しやがって。
俺は創英をおって高校に入った。
いつか復讐してやると誓い、創英にとりいって親友のフリをする毎日、虫唾が走る思いだった。
そんなある日、創英に彼女ができた。
黒瀬 紬だ。
俺は好機だと思った。
手始めに紬を犯した。紬は最初は抵抗していたが、いざ犯せば従順なメス豚だ。
こんな尻軽を彼女にしてるなんて創英は知らないだろうという優越感、それに浸れた。
ある日、創英に寝取ったのがバレたらしい。
だからこそ俺は、
創英の歪んだ顔を拝んでやるために
『あいつはもう俺の女だ』
『あの体は最高だった、調教しがいがあったぜ?』
いかにもあいつが悔しがりそうなことを言ってやった。
それに対して創英は
『そうか、で、言うことはそれだけか?』
あろうことかそんな言葉を返してきた。
俺はそれを平静を保つための強がりと捉えた。
しかし、歪んだ顔が見れていない、俺は歪んだ顔をみたいんだ!
創英!お前の!
だから俺は創英の歪んだ顔を引き出すためになんでもする。
手始めに創英が彼女を寝取られたという噂を流し、周りから敬遠されるように仕向けた。
しかしあいつはそれがふつうかのように振る舞う。
それでは足りないと思い、
創英が帰るときに、見せつけるために紬とラブホに行く。
創英の帰り道にラブホがあるからだ。
もちろん金はすべて紬もちだ。
あいつは俺の財布兼性処理道具だからな。
ある日、あいつが女を連れてきた。
なんでこいつに近寄るやつがいるんだ...!
徹底的に寝取ってやる!!
読んでくれてありがとです。