表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/21

自覚

一日最低1話投稿にするンゴ


「はい?」


おれは何を言っているのだろうか、加藤に問いかけてもわかるわけ無いだろう。


「いや、忘れてくれ。」



「なんですか!なんですかぁ!もしかして私にネタを提供してくれようと!?」

「忘れませんよぅ!さあさあ言っちゃってください〜い!!」


...そうだった、こいつは俺に会った時、取材と言って聞きに来たんだ。

選択肢を間違った...


「いや、ほんとに...なんでもないから」


「う〜む、あの寝取り魔をいい気味だと思ったって普通のことじゃないんですか?」


勝手に話を進めてきた。

はぁ...いつもこいつのペースだ。


「たしかに普通のことだろうな、でもな、俺は光輝に興味がないはずだったんだ」


そう、興味がなかった。


「へ〜、あんまりよくわかんないですけど、結局それって光輝さんに興味がありますよね、今。だったら興味が沸いたってことじゃないんですか?」


興味が沸いた?俺は壊れてない?


「じゃあ、俺は壊れてるわけじゃないのか?」


「?、壊れてると自分で言う人が壊れてるわけないじゃないですか、柳さん、厨二病ですか?」


つまり俺は壊れてないってことか?


「......つまり俺は壊れてないのか?」


「知りませんよ、自分が壊れたいなら壊れればいいんじゃないですか?壊れたくないなら壊れてない証拠です。」


俺は壊れたいのだろうか?壊れる?壊れるってなんだ?


「って私こんな変な会話しに来たわけじゃないですよ!私が流した噂でいい気味ですねって言いに来ただけですよ!」


「て、話聞いてますか?お〜い」


加藤の言葉が頭に入らない。


俺は壊れていない?


今光輝のことをいい気味だと思った。

つまり俺は光輝に興味がある。

でも今になってなんで?


俺は加藤の言うことを無視して言う。

「俺は壊れてたはずだ、でも今は壊れてないらしい。光輝のことをいい気味だと思ってから俺はずっと混乱している」


「話聞いてないし...あの寝とり魔が少々ひどい目にあってそう感じたんなら、今までのあなたの心は強がってただけなんじゃないですか?それで今少しスッキリしたからあなたの本当の気持ちが表に出てきたとか?」


「強がっていた?」


「人間本当に辛いことがあると殻に閉じこもっちゃいますからね。」


「じゃあ、俺は光輝に対して強がっていただけ?自分では気づかずに?」


なんだ...この感情は、なんだか...すごく....


恥ずかしい。




読んでくれてありがとです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ちゃんと恥ずかしがってますねw いやあこれからの展開が楽しみです [一言] 頑張ってくださいー!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ