暗殺.....
......
今俺は屋根の上で浅田と松岡をこっそり追っている。
...どうする?この際二人とも殺るか?
二人とも襲えばもしかした魔王の手先って思われるかもしれないし...
...お?浅田が歩くスピード緩めた...
さて。暗殺といきますかね?
俺は二人の進行方向にナイフを投げた。
落下時に少し金属がぶつかる音がし勇者二人はそちらに意識を集中させた。
その隙に屋根の上から勢いよく跳びだし頸椎を通りすぎると同時に短剣で切りつけようとした
"ジャキン"
「なっ!?」
「浅田大丈夫か!?」
「ああ。テメェ何もんだ?」
....マジかよ
何であれで反応できんだよ。
サーチ系のスキル持ちじゃなかった筈だろ?
くっそ.....退くしかねえか
「....」
俺は一度バックステップした後サバイバルナイフを飛ばし上手く屋根に括りつけて逃げた。
もう一度行くか?
「んな!?待てやコラッ!?」
「待て浅田。相手は暗殺してきたんだ。俺等に気づかれずにな」
「それがどうした!?」
「無暗に突っ込むと今度こそ死ぬぞ」
「ッ!?ちっ!?。分かったよ」
「....止めておくか...」
次、襲ってもまた反応されるだけだ。最悪捕まる可能性がある
何もない状況でも失敗したんだ。次はほぼ100%失敗する。
「はあ....帰るか」
町を出て森に向かうと
ウサギ肉を簡単に調理し晩御飯にした。
その後は昨日と同じサバイバルナイフの練習をして眠りについた
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次の日。町で朝飯を食べ、ギルドに向かうと勇者暗殺未遂の件がもう話題になっていた。
それと1週間後にはこの町で決闘大会?とか言う奴が開かれる話しもあった。
勇者の件はどうでも良いのだが決闘大会の事は知らないので受付嬢に聞くと...
「決闘大会は名前通り決闘を行い一番強い人を決める大会です。
職業は問いません。ルールは相手を気絶させる、降参を言わせる。場外に送る等です。優勝賞金は金貨50枚になります」
「え?50枚ですか?白金貨5枚でも...」
「それはですね。出場者の殆どは冒険者だからです。大きい金額を数枚より小さい金額がいっぱいの方が冒険者に喜ばれるんですよ」
なるほど、確かに金貨のが嬉しいな。
枚数なんてアイテムバッグがあれば関係ないし。白金貨の場合使える場所が限られる物な
この世界、何故か両替商みたいなの無いし
「なら勝つ方法ですが。気絶、降参、退場と言いましたが。殺しはどうなるんでしょうか?」
「それも勿論勝ちです。失格にはなりません。力を入れすぎたり余波で殺すなんて事も起きますから。」
「そうですか」
....へえ...
合法的に殺しまくれるのか...
今回だと相手が降参しない限り殺せる。だって襲い掛かってくるんだから殺したって構わない。
「ありがとうございました。あ、依頼でオーク討伐ってありますか?」
「いえいえ、オーク討伐ですか?えっと...ございますね。受けますか?」
「はい。」
ギルドカードを見せ依頼を受けてからギルドを出た。
今回ゴブリンではなくオークを選んだのは賞金が高く尚且つ俺が簡単に殺せるからだ。
いつも通り裏路地を歩いていると...
今日は一人も来なかった
「はあ...来るわけ無いか。昨日大量に殺したんだし」
もう少し粘ってみたが人は来ず諦めてオークを狩りに行った。
出会したゴブリンは殺して素材を剥ぎながらオークの住む地域に入った。
足音をたてないようにゆっくりと探していると...
「お。いた...でも5匹か。ん?でも二体は背中を見せあっているし...実際には3体か?」
よし。殺ろう。
早速狩りやすい位置に行くために廃村の家の屋根にサバイバルナイフの糸を使い上り背中を見せあってるオーク達の間の線上に向かった。
所々変えていくので移動したがやっと止まってくれたので短剣をサバイバルナイフでは無く質の良い短剣を日本抜き。屋根の上から跳びだし勇者見たいに弾かれる事も無く頸椎を切り裂き即死させた。
倒れたオークの音で残り三匹が此方を向くが俺は一番近いオークの腕を切断させ武器を奪うとスライディング股を抜けて後ろに移動し頸椎を切り裂く。
「ぶひぃぃいいいい!?ッ!?」
短剣一本をしまいサバイバルナイフを抜き。残り二体の片方に刃を飛ばし糸を開けた口にいれて殺した。
いくら筋肉や肉で覆われて居ようが中直接やられたら終わりだろう。
「さて。残りはお前だけだが。安心しろ仲間と同様痛みを与えず即死させてやるから」
一体は腕切断したけどね!
まあ。それは置いといて。
残ったオークは恐怖か仲間を殺された怒りかしらないが震えている。
サクッと殺して解体するかね?
オークを殺して解体しているが...
肉と筋肉が分厚すぎてかなりめんどくさい...
「あ....やっと終わった...」
切り終えアイテムバッグに全部入れ。立ち上がると...
後ろから猛烈な殺気を感じた....
咄嗟に振り替えるといつの間にか接近していたオーガ?がトゲつき棍棒を振り下ろそうとしていた...
やっば...これ俺。避けられるかな?
「ugowoooooooooooo!!!」