表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

ギルド

買った質の良い短剣の切れ味を試したが凄い良かった。

軽いし切れ味良いしで...


だけど一番問題なのはサバイバルナイフだ。性能事態はかなり良かった。

問題は俺は使いこなせない事だった。

切ったり飛ばしたりで殺す事が出来ても糸で戻すときに上手くはめる事は出来ないのだ。


「慣れの問題だろうな...使いこなせば結構便利なのは確かだし返品はしない感じか?...」

うーん....それと...そろそろ風呂に入りたい...

帰り血を浴びても濡れたタオルで拭くだけだったせいで気持ち悪い...

まあそれは我慢するか...現状刃の装着を上手く出来るようになるのが最優先だし...


飛ばしたときに伸びる糸だがあれは長押しすることで飛ばすタイプらしく離すタイミングを揃えて横に振ると刃が空中を滑りかなり強い。そして

糸事態もかなり細く丈夫で上手くやれば糸でだけで人を殺せるレベルだった。


金貨1枚とかかなりの値段したけどそれだけの価値があったと思う。





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






ゴブリンをナイフを飛ばしては戻すで練習と狩りを同時遂行していると...

日が少し傾いてきた頃には上手く出来るようになっていた。ほぼ100%じゃなく70%位だけど

今日だけって考えると十分だろう。


「あー...殺しまくったのは良いけど...素材剥ぐのめんどくせぇ....」

仕方無いかとそこら中に散らばっているゴブリンの耳を切り取っていく。

耳はポーションの素材になるらしいし。ゴブリンは田畑を荒し人間の女性で子孫を増やす生き物だ。

人間の女性を拉致し性行為を強要し孕ませる。そして子供を産ませたらまた孕ませる。それを繰り返し衰弱したり心が折れたりしたら殺して食べる(オークやオーガも同じ)をしているため討伐報酬だけでもまあまあ稼げる。

聞くだけならかなり酷い話だが人間でも同じような事をしているし、生きるためにしている行為なので俺から言わして貰えば仕方無いし人間の方が葛だと思う


「結構集まったな...」

剥ぎ終わった耳を入れた皮袋を持って立ち上がり

売るためにギルドへ向かった。





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





ギルドに付くと結構な人数が受け付けに集まっており

長くなりそうだなと思いつつ列に並んだ。

俺の順番が来ると


「あの。ゴブリン討伐の依頼を受けたいんですが」


「今からですか?」


「はい。」


「かしこまりました。ではギルドカードをお出しください」

ギルドカードを渡すと書類に何かを書き込んでいき

それを終えるとギルドカードを返してくれた。


「これで承諾が完了いたしました。」


「じゃあ。これで依頼は達成かな?」

アイテムバッグからゴブリンの耳がぎっしり詰まった皮袋を3袋だしカウンターに置いた

それを見ると少々お待ち下さいと言い奧へと消えていった。

戻ってくると違う受付嬢を連れてきて受け付け係を交代して


「此方の来て下さい」


「はい」

今日の朝と同じように奧へと案内された。

部屋も朝来た所と同じで真ん中に机があり。そこの討伐部位を出すように言われた。

3袋から耳を出すと。受付嬢は時間を掛けながらも数えていった。


「53体ですね」


「はい。」


「では。ギルドカードを」

ギルドカードをまた渡すと「少々お待ち下さい」と良い奧へと消えていった。

戻ってくると朝と同様に金が入った皮袋とギルドカードを!渡してきた。


「討伐報酬の銀貨2枚と買い取り価格の銀貨1枚となります」


「ありがとうございます」


「では。今後も頑張ってください」


「あの」


「はい?」


「俺の事は国からの止められて無いんですか?」

猪を売れたときも疑問だった。

宿が国からのストップが来ていたのに何故俺の売却が可能なのかと

それを聞くと受付嬢は少し悩み


「確かに売るな。買うなと止められてはいます。ですが。それは冒険者ギルドには関係のない話でございます。

冒険者になる方には色々な事情や厄介事を抱えてる方も少なくは有りません。ですからいくらハズレ勇者だと言われてる方だろうと。関係無いのです。」


「つまり利益の為だと?」


「はい。犯罪をしているのなら別ですが。貴方はしていないのでしょう?」


「ああ。してない」


「ならば貴方は私達ギルドの大事なお客様です」


「そうですか。じゃあ俺はもう行きます」


「はい」

俺は安心しつつも更に警戒しようと思いながら

ギルドを出たのだった。


今日は金が入った結構手に入ったので安い食堂では飯を食べた。

まあ。短剣の値段考えたら赤字だけど。まあ。必要経費だから気にしない。

それよりも今大事なのはギルドの事だ。


俺は正当防衛で人を殺してるがもし国が事実をねじ曲げてギルドに伝えたら俺は稼げなくなる。

ギルドは俺がいて利益になるから置いてるだけだ。不利益になるなら要らねえよ。と言ってきたのだ。

少なくとも俺はそう捉えてる。


次に考える事は俺が殺すべき相手だ。

今は襲って来る奴は殺し、その襲って来る奴の仲間でも一度も俺に掛かってこず逃げるなら殺さないようにしてる。

それ事態は変えるつもりはない。何度も言うが俺は屑じゃない。

問題は何もして来ないけど屑だと思い無償に殺したくなった相手はどうするか。

もしくはこれから先、俺に仲間が出来たときそいつが傷つけられた時に殺すかだ。



後者の場合は多分犯罪にはならないが前者は犯罪になる。

前者の奴が犯罪者なら問題はないが相手が賢くギリギリ犯罪の域に足してないと俺が犯罪者になっちまう

更に言うと貴族や勇者達ならば、バレればほぼ100%死刑だ


「どうしようかね?....あ、店員が来た。」


「お待たせ致しました。ガイアウルフのステーキとパンでございます」


「ありがとう」


「ごゆっくりお召し上がりください」

食堂の店員が持ってきたステーキを食べながら

さっきの議題を考える。


今更犯罪者になってもどうでも良いと思うかもしれないが

俺からしたらかなりの大事だ。

冒険者ギルドを利用できなくなると稼げなくなる。

そして稼げなくなるとどんなにボロボロでも短剣を買うことが出来なくなるのだ。

それは命取りになる。いくら野宿で良いとは言っても肝心の短剣はダメになるとどうしようもない。


「あ、もう一個あったな。」

どんな理由があろうと世界を救うために呼ばれた勇者を殺したら間違いなく犯罪者になる。それを支援する貴族も


でもな....襲ってきたら殺さないと行けないよな...途中で逃げるならまだしも最後まで掛かって来たら殺すしか無くなる。....それを利用して襲って来るなら更に面倒だ。


「まあいいか....半殺しなら大丈夫だろ..」

この話とは関係ないがそう言えば職業【勇者】って経験値増加があるんだよな...

レベルアップでステータスは上がる。なのにずっと鍛えている騎士たちでもステータス平均値が150なのは...。

レベルを上げたくても普通はあんまり上がらないのか...だけど【勇者】だと経験値が増えるため上がりやすく

俺はスキル人殺しのせいで更にあがり安い。もしかしたらだけど。いつか勇者を超える日が来るかもな。


城を出た二日間だけでもうステータスは二倍になってる。他の勇者のステータスは知らねえが五百は行ってねえと思うし。

このまま人を殺していけば超えられるかも。どうせ屑しか殺さねえんだから問題もない。

綾杉と花宮は俺が人を殺した事を知っているが何も起きてないって事は何も明かしてないって事なのかもしれねえし。そこん所は有りがたい。


「ごちそうさま」

夕食を食べ終えると金を払い店を出て森へと向かった。

森に向かうとサバイバルナイフの練習をしてから木に登り眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ