短剣購入
さあ。狩りの時間だ。
右肩を押されたせいで左が前に出ているのを利用して左手で腰に左腰に差してある短剣を抜き
抜剣と同時に相手の俺に向かって伸ばされた腕を切り裂いた
「うぎゃあああああ!?」
左手を横に振る勢いで体を回転させて叫び声を上げている奴の足を払い転ばせて
心臓に短剣を突き当さした。
「これで一人目」
「テメェ。よくもエギズを!全員に一斉に飛び掛かれ」
「「「だりゃああああ」」」
前と後ろ二人ずついる奴等は前の奴も掛け声に会わせるように同時に近付いてきた。
俺の足元にいる奴を蹴飛ばし前にいる奴の一人にぶつけると俺はぶつけなかった方の奴に襲い掛かった。
死体を打つけられた奴は驚いた声を出しながら尻餅を付いた。
「うわっ!?」
「グンラ!?くそ!?」
近付いてきた俺に打つけられ無かった方の奴は俺に剣を振り下ろすが...
俺は急停止を行い剣を避け、振り下ろされた剣を蹴り相手の体制を崩し右腰にある短剣を抜き、
抜剣と同時に心臓に倒れ込むように突き刺した
「うげ!?」
「二人目」
突き刺した奴が完全に死んだことを確認してから前転するように進み尻餅をついた奴が立ち上がると同時足を払い。
もう一度転ばせて覆い重なり首を深く切り裂いた。
「三人目」
俺は立ち上がり即効三人を仕留めた俺を見て固まってる奴を睨んだ
残った二人は怯み後ずさって...
「う、うわあああああああ!?」
「やめろ!」
一人がパニックに陥り仲間に制されながらも襲い掛かってきた
はあ...襲って来なけりゃ死ななかった物を
と思いながら振り下ろす剣を左手で受け止め、右手の剣で相手の手首を切り裂き、体を勢いよく打つけ転ばせて首に短剣を突き刺した。
俺は残った奴を見て
「お前も来るか?」
「い、いや....止めとくよ...」
「そうか。それは残念だ」
俺は警戒しながらもそいつに背を向け歩き出した。
残った奴は「お、おい。こ、殺さないのか?」と怯えながら聞いてきた..
俺は立ち止まり顔だけをそいつに向け
「俺は屑じゃない。俺を襲って来ない限り殺さねえよ。まあ襲って来る奴は戦意喪失しようが何だろうが殺すがな」
「わ、わかった...」
「それと。死にたくないならこれからこう言うバカな真似しない方がいいぞ。それじゃあな」
「ああ...わかった。もう二度としねえよ。命あっての物だねだ」
俺は顔を元に戻し、手を振りながら再び歩き出した。
後ろの奴は走って何処かに行ったのを気配察知が教えてくれた。
気配察知は人を殺してから調べたい奴が近くにいる場合にのみ自分で発動できるようになっていた。
さて。ステータスはどんだけ上がったかな?
春日井大和
16歳
Lv30
職業【勇者】【冒険者】
『ステータス』
MP53/53
STR(93)INT(73)VIT(88)AGI(108)DEX(108)
『スキル』
短剣術
鑑定
気配察知
人殺し
『魔法』
翻訳
生活魔法
ん?前々上がってないな...
あれか?初めての人殺し+レベルが低かったからあんなに上がっただけか?
昨日の倍殺したのにレベルは昨日の半分しか上がってない...もしくは昨日の奴は結構実力もあったとかか?
まあ。どうでもいいか。レベル上がりやすい事には変わりはないんだ。
正当防衛(笑)でどんどん殺してどんどん強くなるだけだ。
あ.....本当に気持ちいいな。葛を殺すと本当に気持ち良い。心がスッキリする。
だけど自分からは殺したくねえんだよな...それをしたら葛達と同類になるからな....
「あああ.....粋の良い屑居ねえかな?」
まあ....いるわけねえよな...
粋が良かったら冒険者で頑張って稼ぐだろうし。
短剣を軽く手入れをしながら歩いてると...
あれ...なんか短剣、刃こぼれしてね?....
「はあ....新しく短剣買うか...」
そもそもこれって粗悪品だもんな...
ハズレ勇者だから大したお金が貰えず一番安いのを買って。大事に使ってただけだしな..
一度表通りに出て武器屋へ行くか...
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
表通りに出た俺は昨日の屋台のおじさんを偶然見掛け串焼きを二本を買ってからおじさんに武器屋の場所を聞いて。
食べながら教えられた武器屋へ向かった。
この武器屋は裏路地で売っていて古臭い感じの店だ。
扉を開けて店に入るとカウンターにおじさんが一人いるだけで他には誰も居なかった。
「らっしゃい。坊主なんのようだ?」
「串焼きのおじさんに教えてもらって来たんですけど...ここって武器屋ですよね?」
「ガオレ奴余計な事しやがって...ああ。そうだ。ここは武器屋だ。」
へえ.あのおじさんガオレって言うのか...知り合いなのか?
まあ良いや。それより
「短剣って売ってます?」
「売ってるっちゃ売ってるが。オーダーメイドでも作ってやろうか?。その分高いがな」
「遠慮しておきます。俺は質さえ良ければなんでも」
「質かちょっと待ってろ、奥の在庫見てくる」
「お願いします」
そう言いおじさんは奧へと消えていった。
帰ってくるとおじさんは3本の短剣を持ってきており。カウンターに並べた。
「この二つは単純に切れ味と耐久性が優れた奴で此方はサバイバルナイフだ」
「サバイバルナイフ?」
「ああ。背に凹凸がるのが分かるだろう?。それで木を削ったりそこに敵の刃をはめて捻ると刃を折ることも出来るぜ。」
へえ...ノコギリに武器破壊か...
まあ。便利だろうけど...微妙...
「他には?」
「ここのボタンを押すと勢いよく刃だけが飛び出るんだ。....」
要するに柄の部分に四個のボタンがあってその内の二つ、どちらかを押すとナイフが飛び出る
二つある理由は片方には刃を飛ばすときに刃に糸をつけて飛ばす機能があるかららしい、
三つ目のボタンは長押しする事で糸を付けて飛ばした場合のみ糸を高速で巻き戻すことで刃を元に戻す機能
四つ目のボタンは伸ばした糸を途中で切断する必要が起きた場合に糸を切る機能。
まあ。使えなくはない機能だ奇襲や牽制にもなるし。避けたと安心しきった相手を後ろから戻ってきたナイフで首を切り裂く事も可能だ。
「値段は?」
「質の良いただの短剣は一本銀貨5枚。サバイバルナイフは金貨1枚でどうだ?」
「....返品可能なら買う」
「毎度あり」
良いのか...返品ありで....
まあ。俺としては嬉しいがな。
金貨二枚を払い購入すると今まで使ってた短剣をカウンターに置き、質の良い短剣を腰に差したサバイバルナイフは貴重品だしアイテムバッグに入れた。
「この短剣は買い取ろうか?」
「良いのか?刃こぼれしてるぞ」
「研ぎ直すだけで売り直せるんだ別に構わねえよ。一から作るよりは安上がりだ。この素材だと二本で銀貨1枚か?」
「....ああ」
「んじゃ。ほい」
実際には二本で銅貨8枚なんだけど...知ったこっちゃないな。
俺の特にしかならねえし言う必要はない。自分で言ったこと位自分で責任もて。俺は葛ではないが善人でもない。
渡された銀貨を皮袋に入れて
「それじゃあ。俺は行くよ。サバイバルナイフは使えなければ返品しに来るかもな」
「おう。そん時は使えない部分を教えてくれれば金をプラスするぜ」
「ああ。」
店を出た俺は買った三本のナイフを試すため。
ゴブリンやオーク、オーガが生息している廃村へ向かった。
奥に行かなければオークやオーガには殆ど現れないので問題はない。
ゴブリンは小学3~4年生位の子供慎重の小鬼で対人間ように使うなら良い練習相手にもなりそうだ。
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