第七話 やっと物語の始まり
全身真っ赤に染まったピーちゃんを横目にマップを見ながら道を進む。
マップを見る限りではもう少しで国?が見えてくるはずだ。
そう思いながら進んでいく事数時間、国がやっと見えてきた。
異世界にクラスごと召喚されて無能を演じて金を貰って自由になる。ここまでは普通によくある異世界召喚物なんだが、いきなり王城から追い出されるだけでは無く国から追い出されるって何よ?お金持っている意味なくない?ただ歩くのに時間とか体力が無駄に掛かるだけなんだけど...
そういえば他のクラスの皆ってどうしているんだろうか?ま、別にどうでもいいけど。
異世界召喚!異世界転生!等など、そうそれは今の時代におけるネット小説で莫大な人気を誇るジャンルだ。
俺TUEEEで異世界ハーレムを作ったり、右手に封印されし力が...!とか言ってみたり、逆に知識チートで俺TUEEEしたり、クラスごと召喚されたいじめられっ子の主人公が召喚された事によって覚醒し復讐する、等など他にジャンルがあるが大体こんなものだと思う。あと別に俺が好きなんじゃなくて自然と耳に入ってくる情報を行ってみただけだ。ホントだぞ?
で何が言いたいかというと...
やっと異世界っぽい所に来たぜ〜!...ホントにやっとだぜ、自分から望んだものの大自然溢れる場所に放り出されるわ、ゴブリンやデカイ蟻と戦わせられるわ...ゴブリンだけは異世界っぽかったけど、そんなんじゃないんだよ。異世界っと言ったら美少女冒険者や、くっ殺姫騎士や、美少女奴隷とかさあるじゃん?それ何だよやっぱり男ってもんわね。...恋愛経験ゼロの俺が言うのは何だけどそういう年頃なんだよ俺達は!俺しかいないけど!
あ、ちなみに入る為には銅貨4枚必要だった為ゴブリンや蟻の死体で払った。何でもモンスター(俗に言う魔獣、魔物などの事だが)には心臓部にモンスターの核(ここでは魔石と言う)には様々な活用方法があるそうで割と高値で売れるみたい。ピーちゃんは従魔契約すれば入れるそうなので銀貨9枚で(またまたモンスターの死体で払った。そのせいで殆どなくなってしまったが)契約し入った。
これからやっと異世界らしくなるんだ!
そう思いを秘め一歩ずつ踏み締めるように進んでいった。
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