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BRAVER-大会編-(後)  作者: Tommy
プロローグ
1/15

38.心の器

「調子はどうだ?」


「あぁ。まぁ、上々、かな」


某所の、研究室内での出来事であった。


その時鳥人間計画―通称BMPの研究員は、新たな研究の命令を下されていた。


「"生存競争"は、実行されているようだな」


「あぁ。着々と、若い世代に根付いている。私達だけの、新時代の幕開けは近いな」


「"虫"の調査はどうなっている?」


「……残念だが、まだまだだな。あれは負担が大きすぎる。侵食された"連中"がどうなってるか、見れば分かるだろう」


「しかしあれを使いこなすことができれば、かなりの力を発揮することができる」


「ただ、理性が完全に吹き飛んでしまう」


「そうだが……」


片方の男は、腕を組んだ。


もう片方の男は、研究室の机に置いてある書類に再び目を通した。


「精神エネルギーを取り出し保管する技術……これが出来たときに我ながら感動したが」


「物理的には考えられなかったことだからな。ただ……さらに難解なモノが出てきたわけだ」


「精神エネルギーを"吹き込む"。はじめ見たときは信じがたかったがな」


研究室には、それが保護されていた。


ガラス越しに、それを見つめる。


「あの武器職人が作った武器……本当に不思議な力を持つ。持ち主の精神エネルギーの大きさ、強さ……そして、"質"とでもいうのだろうか、それを読み取る」


「そしてその精神エネルギーによって、武器の強さが決まる。素晴らしいよ」


「これをあの方が持てば、我々の計画は成功を修めるだろう」


「あぁ、間違いない」


その武器を、人はこう呼んだ。


「心器,炎龍刃」


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