第2章 二人目の死
続きです・・・・
「藤雄ッ!!」
午前9:15 出席番号1番のやつが手足を曲げられ、死亡。
「ふ・・・藤雄君?」
藤雄の彼女が近ずいて言った。
「なんなのよぉ・・・・」
さっきまでキャーキャー言ってた教室に沈黙が流れた。
そして、藤雄の彼女の目には涙があふれ出した・・・・・・・・。
「・・・藤雄って、出席番号1番だったよな?」
沈黙を破って2番のヤツ一が言った。
皆コクリとうなずいた。
「・・・だよな。」
一はそう言って下を向いた。
「ど・・・どうしたんか?」
沖縄なまりが入りながら純が一に訊ねた。
「ぁ・・・いやな、あのな藤雄が1番だったら、次は俺か・・・」
一が言い終わる前に一をすきな美奈が叫んだ。
「だっ・・・だめっ!!」
皆、美奈の所を一気に見た。
美奈は恥ずかしかったらしく、顔を赤くして下を向いた。
コトンッ・・・・・
コロ・・・・コロ・・・・・・
「い・・・・や。いやーーーーーーーーーっっ!!」
なんと、一の首が切り落とされ、美奈の足元に転がって来たのだった。
どすっ。
美奈はそこに座り込んでしまった。
「なんで?なんで・・・・?」
美奈は頭を抱えた。そして、大声で叫んだ。言葉といえない言葉で。
その声は憎しみと悲しみに満ちていた。
それからは、美奈は、無表情になった。
でも、皆はざわついていた。
次は、誰が死ぬのだろう、もしや番号順で死んでゆくのでは、・・・・・と。
二人目の死、そして、愛・・・・・・
って感じですねぇー