表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四神の朱雀さん  作者: 楓 唄
青龍、朱雀、白虎、玄武。
1/2

はじまり

眩しい。目覚まし時計が狭い部屋にこだまする。

『いっけない!!今日委員会じゃん!!』

そうして私__朱雀炎奈は目覚めた。

朝から妹の色葉の分のトーストと目玉焼きを焼く。

自分の分のトースト?作る暇はない!!

『色葉ー!!ご飯できたから置いとくよー!!』

「ん…」

この子はまだ寝ているのかなんだか…

時計を見ると、8:10分を過ぎていた。

『いってきまーす』

こうして、四神である、

忙しない私の1日が始まるのだった。


学校にて


『おはようございまー…」

「炎奈〜???」

『ひぃっ…』

『青龍…』

青龍 東。クラスメイトで、四神の中の一柱で、

東の方角を司り、春の象徴である。


「何で委員会こなかったワケ?」

『いや〜…寝坊しましたね、はい。』

「寝坊しましたねはい、じゃなくてさぁ!!」

『ごめんて』

「しばらく放送委員会ひとりでやってね♡」

こうなったら仕方ない、やるしかないか…

一校時 数学

二校時 数学

三校時 日本史

四校時 英語

五校時 体育


『ほぇ??数学って2時間あったっけ??』

そう、私の大嫌いな科目…それは数学だった、、!

「…待って、朱雀まさか…」

『えっ』

「今日…二校目数学のテストだけど…?」

『は??』

状況を整理しよう。頭が追いつかない。

私は連絡帳を学校に忘れた→学校についた→時間割数学→私はテスト勉強をしていない。


ん待って私詰んでない?詰んじゃったよね??

「フッ」

「まぁ…大変ですね、それは…」

『白虎ぉ!!』

私は音速で白虎に抱きついた。

お母さんみたいで安心するなぁ!

「おっとっと」

「白虎ぉお!!青龍がツンツンだよおおおお」


白虎 秋。同じくクラスメイトで、西の神。秋を司る四神の一人。

「まあ来てしまったものは仕方ないです。頑張りましょう」

『……うん』

なんか、こう見るとやっぱお母さんみたいだな…

敬語が外れないのはむず痒いけど!!


やっと終わったよ…

「お疲れー朱雀」

『あ、ツンツンデレ青龍だ』

「水ぶっかけて目覚まさせてあげようか?」

『発言が怖いです。おやめください』

「よろしい」

なんだかんだ、私はこの日常が愛おしいと思ってしまう。

疲れるものだなぁ、まったく…苦笑


放課後

「なあお前らなんでそんな珍しい苗字なんだ?」

『「「えっ」」』

同じクラスの小川 小太郎が聞いてきた。

そうじゃん、私達の苗字マジで少なすぎるじゃん。

えどうしよ!?朱雀は320人、青龍50人

玄武10人、白虎なんて1人もいないし!!

私が一人百面相をしていると

「この子達自分で苗字決めたのよー笑笑全く読みにくいわよね!」

(玄武…!?)

玄武 北星

北の方角を司り、冬の象徴。四神の、最強最古の神

『ありがとう。助かったわ』

「いーのいーの、神って事バレたら本当終わるからね」

玄武は本当優しいな、パワーはなんかもうすごいけど。普通にかっこかわいいなぁ、、

憧れって、これなんだな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ