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デッドorフリークス〜安らかな死を選ぶか?血塗られた異形の化け物になるか?選択は君次第〜  作者: 二階堂曉


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第二章「歌唄いと人魚の涙」第1話「再会とバディ」

俺達の初任務を終えた日から4年の歳月が過ぎた。


この4年間俺達は様々な任務や訓練を終え経験を積んできた。そして、俺達は今日を持ってアカデミーの修了課程を終わり卒業の日を迎えた。


「レオ!今日でお前共お別れだな4年間お前と過ごせて良かったよ」


「ああ、俺もだよロニー、だけど君かなり背が伸びたよな。」


俺はロニーを見上げながら言った。


ロニーは最初俺と変わらない位の背丈だったのだが、今では190近くあり俺とは20センチ程差が出来た。


「まあな、サラマンダーの遺伝で元来背がデカくなるらしいんだ」ロニーが自慢気に言った。


「ちょっと?二人共私を忘れてない?」


振り向くと美しい水色の髪をした美少女が居た。


「ごめんなレベッカ、今俺とレオは友情を確かめあってたんだ」


「何それ?もしかしてあんた達できてるの?」


レベッカが少し引きながら言った。


「違う!ロニー!変な事言うなよ!」 


俺はロニーから離れながら言った。


「冗談よ、さあ二人共広間に行きましょうか」


レベッカの言葉を聞き俺とロニーは彼女の後を追って広間へと向かった。


広間に着くといつもの寂しい雰囲気とは違い明るい飾り付けがされていた。


「3人共集まったな学長が来るまで待機して置いてくれ」教官がいつもの服装とは違い神父の格好をして入って来た。


「それでは今からアカデミー修了者の卒業の儀を行う」学長もいつものスーツ姿とは違い装飾が施された神父服で教卓に立った。


学長は俺達一人一人の名前を呼び祝福の言葉を贈りアカデミー修了課程の証である銀翼のブローチを付けて行く。


「諸君らはこのアカデミーで育ちそして立派な狩人になりました。これから先君達には様々な経験と素晴らしい出会い、そして別れも経験するでしょうですが貴方達は自分に誇りを持ち自分の信じる道を歩む事を願っています。以上で卒業の儀を終了します。」


学長が言葉を終えると教官が教卓に上がった。


「三人共まずはおめでとう、君達はこの4年間辛い訓練や任務を通して大きく成長した。私は君達を誇りに思うこれから先君達の活躍を願っている。」


教官が壇上から降り式は終わった。


「とうとう明日でお別れか」


「寂しくなるはね」


俺達3人は訓練施設の外の酒場に来ていた。


「二人は進路はどうするんだ?」


俺が二人に聞くと。


「俺はマラシアの教会で任務をこなすよ、元々地元だしな」ロニーが答えながら飲み物を飲む。


「私は故郷のドグテニアに戻るは当分は家業を手伝いながら、師匠と任務にでるは」レベッカも静かに答える。


「レオはどうするんだよ?お前なら選び放題だろ?」


「そうね貴方は私達のリーダーとしてかなり評価されてるし」


俺は二人にそう言われ考えてみた、確かに俺には色んな部署からオファーが来ていたし中にはパラディンからの誘いもあった。だが俺の目的は唯一つだった。


「俺はリサを姉さんを必ず見つけるその為にも教団を追い続けるよ」俺は二人に答えた。


「そうだったな姉ちゃん見つかると良いな。」


「私も貴方の旅の終わりを願っているは」


俺達三人はコップを重ねると最後の夜を楽しんだ。


「それじゃあここでお別れだな、元気でな二人共」


「また会おうな」


「また会いましょう」


俺は二人に別れを告げると、レベッカとは違う行き先の列車に乗り込んだ。


「やっと着いたかここも4年ぶりだな」


俺は車両を降りると改札を見る。フリガルシア共和国首都ルーシェここは俺がアリアさんとハヅキさんに見送られた街だった。


駅を出ると街の人々で活気付いた通りが目に入った。


「この街も相変わらず勢いがあるな」俺は懐かしさからそう呟いていると。


「君が新しい私のバディかな?」


振り向くと白髪の髪を後ろにまとめた美しい女性が居た。


「アリアさん?」俺が彼女に言うと。


「もしかして、レオか?」


俺達は二人目を合わせ、立ち尽くしていた。


「立派になったなレオ、4年間本当に頑張ったな」


ハヅキが俺の向かいに座りながら言った。


俺はアリアさんと再会した後彼女に連れられ4年前に俺が保護されていた教会に来ていた。そこで俺の後見人であったハヅキに会いに来ていた。


「お久しぶりですハヅキさん!昔と変わらず美しいですね」俺が挨拶すると。


「お世辞が上手くなったじゃないか君は昔よりも格好良くなったね。」ハヅキが嬉しそうに言った。


「アリアもいつも君の事を気に掛けていてね、あの子が戻って来た時の為に強くなるんだ!なんて言い出してね」


「ちょっと師匠!恥ずかしい事言わないでください!」アリアが頬を赤くしながらハヅキの言葉を遮る。


「それよりもレオアカデミー卒業おめでとう!よく頑張ったね」アリアが優しい声で祝福してくれた。


「ありがとう御座います!アリアさんとハヅキさんに祝ってもらえて嬉しいです!」俺はそう言って二人に笑い掛けた。


「再会の余韻も残るがレオ、君に話したい事がある。」ハヅキが真剣な顔で言った。


「君は本日より狩人として任務に従事してもらう」


「今日からですか?」


「すまない、狩人は常に人手不足でなそこで君には新しくバディを組んでもらう。」


「バディですか?バディって事は誰かと組むんですか?」


「そう言う事になるそして君がバディを組んでもらう相手は。」ハヅキが隣のアリアに目線を送る。


「私だ、これからよろしく頼むよレオ」


アリアがそう答える。


「アリアさんと俺が組むんですか?」


「嫌だったかな?」アリアが少し寂しそうに言った。


「いえ、寧ろアリアさんが良いです!」俺は即答した。


「それは何でかな?」ハヅキがニヤニヤしながら俺に聞く。


「俺アリアさんに助けられたあの日からアリアさんに恩返ししたいと思っていたんです。」


その言葉を聞きアリアが顔を背ける。


「何かマズイ事言いましたか?」


「大丈夫だよレオ、この子昔から表情に出やすくてね今かなり照れちゃってるだけだよ」


「師匠!言わないで下さいよ!」


ハヅキにからかわれながらアリアが赤い顔をしながら俺に向き合った。


「改めてよろしくねレオ」アリアが恥ずかしそうに手を差し伸べる。「はい!よろしくお願いしますアリアさん!」俺はその手を握り堅い握手をした。


「それでは今日の午後には任務に出てもらう二人共初めてのバディとの任務だよろしくな」そう言ってハヅキが席を立っていった。


「それでは準備を済ませて私達も出立しようか」


「はい、初任務頑張りましょう」俺がそう言うとアリアは少し笑いながら席をたった。


今日から俺の狩人としての人生が始まる、俺は気を引き締め任務の準備をしに向かった。


「第1話」 完


「第2話に続く」


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