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デッドorフリークス〜安らかな死を選ぶか?血塗られた異形の化け物になるか?選択は君次第〜  作者: 二階堂曉


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第11話 「腐った林檎」

「お前達がネズミか、これはこれは随分と可愛らしいな」窓から飛び出した俺達を見て、身なりの良い男が見下した表情でこちらを馬鹿にしたような言葉を投げかける。


その言葉を聞き周りの男達も笑い出す、「こいつらが最近俺達を嗅ぎ回っていた連中かよ!まだ毛も生えてねえガキじゃねえか!」「おいおい、俺達は君達の探偵ごっこには付き合いきれないぜ?早くお家に帰りなぼく?」その言葉と共に更に笑いが起きる。


「おい、レオ殺っちまっても良いか?」


「まだ駄目だ、今教会の連絡員が一般人を遠ざけている最中だ」


俺とロニーが二人で話していると身なりの良い男が激昂する、「おい!あんまり俺達の時間を無駄にさせるなよ?聞きたい事は二つだお前達は俺の質問にだけ答えろ!」高圧的な態度で男が続ける。


「一つ目は何故俺達を嗅ぎ回っていた?そして二つ目はお前達のボス、そして最後にお前達のこれからだ」


「二つじゃ無かったのかよ」俺が質問すると


「聞こえ無かったか?俺が質問してお前達は答えるだけ、なら黙って俺の質問にだけ答えろ!」


「分かったよ、まず一つ目はあんたらが裏でやってる商売について調べていた、二つ目は黙秘する、そして最後はあんたらに決める権利は無いって事だけ伝えるよ」俺が3人を代表して男に答えると。


「俺達の商売か、その話を何処から聞きつけたか知らんが、それを知っているなら生かしちゃ置けないな」


男はそう言うとさっきまでの怒りの顔とは違い、静かにしかし氷の様な冷たい目で見ていた、その瞬間周りの男達の雰囲気も変わった、さっきまで俺達を馬鹿にしていた連中から一切の感情が消えていた。


「こいつら、プロだな人を殺すのに何のためらいもない目をしている」


男達の目には光は無く、その目には暗い闇が潜んでいた。


「ロニー、レベッカ準備はいいか?」


「俺は最初から行けるぜ」


「馬鹿言わないで、私もとっくに大丈夫よ」


「なら始めよう!」


その合図と共に俺達3人は男達に仕掛けた。


「許してくれ!俺が悪かった!俺達の扱っている奴隷の件だろう?何でも話すから助けてくれ!」


それは圧倒的な差だった、俺の合図を受けロニーとレベッカはひとしきり暴れた、ロニーは自分の腕をサラマンダーの鉤爪に変え屠り、レベッカは氷の刃を放って蹂躙した、「俺の出番無しかよ」俺はガッカリしながら、何が起きたか理解できないでいるリーダー格の男を後ろから後頭部を殴り気絶させた。


そして現在俺達は宿の地下にある尋問室へと男を連れていき椅子に座らせ鎖でがんじがらめにした。


「頼む殺さないでくれ!俺には妻と子供がいるんだ!」


「お前の扱ってきた商品にも似たような境遇の人も居ただろうな」ロニーが静かに言った。


「それで自分だけ命乞いか、情けなさ極まれりだな」


「うるせえ!いいかガキ共よく聞け!この世は弱肉強食、馬鹿な奴程この世界では強者の餌になるのさ!つまり何の力も持たないあいつらが間抜けだっただけだ!」薄暗い部屋に男の戯言が木霊す。


「そうか、その理論で行くとお前もその間抜けだった訳ね」レベッカが嘲笑しながら言った。


「ガキの癖に分かったような事言うんじゃねえ!いいか今直ぐ俺を解放しろ!でないとうちのボスが黙ってねえぞ!」


「どうやら自分の今の状況を理解していないな、今ここは俺達4人しか居ないこの意味あんたなら分かるよな?」静かに俺は男に告げた。


「お前ら見てえなガキに何が出来るんだよ?それで脅しのつもりか?やれるもんならやれよ!」


「分かったよ、一つ質問何だけどあんた熱いのと冷たいのどっちが好きだ?」俺は男に質問した。


「何言ってんだ?暑かろうが寒かろうが関係ねえよ、煮るなり焼くなり好きにしろ!」それが男の最後の虚勢だった。


「助けてくれ、俺の知ってる事はこれで全部だ、もう人想いに殺してくれ」男は全身爛れた姿で俺達に言ってきた。


「レオ、お前相変わらずエグい事考えるな」


「流石の私も暫く肉は食べたくないは」


二人が吐きそうになりながら俺に言った。


俺が男に対して行った行為は単純な事だった、まずレベッカの冷気を男に浴びせる、男は最初は平気な顔をしていたが、次第に寒さから痙攣し始めやがて肌の色が真っ青になっていった、そして男の手足の指が黒ずんでいき凍傷の症状が出始めたのを確認し、レベッカの冷気を止め代わりにロニーの炎で男の身体を炙ったのだ。


これを1時間弱休まず繰り返していると、男の身体が次第に崩れていきその姿はドロドロの肉の塊へと変わった。しかもその状態でも意識があるらしく俺達は情報を聞き出す事ができた。


「頼む、殺してくれ、もう身体の感覚が無いんだ」


肉の塊と化した男は俺に泣きながら懇願する。


「分かったよ、有益な情報をありがとう名前も知らないおじさん」その言葉と共に俺は肉塊を踏み潰して殺した。


「オェェェー!お前本当にイカれてるな!」


「私も流石に引くは」


「でもこれで情報も聞けたし結果オーライだろ?」


俺は二人に悪態をつかれながら腐ってグズグズになった林檎の様な塊と化した男を置いて地下室から出た。


第11話 「完」


第12話に続く



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