表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

期待を胸に

※この話から序章の最後までは文字数がかなり少ないです※

 ――あれから5年。

 俺はあの日から村で修業を詰んだ。

 どんなに辛く苦しいときも、一日も休まず無理ない程度に。

 時には体が壊れるくらい辛かった時もあったが俺は、

「強くなる。 そして、強くなってどんな脅威からも人々を守る」

 そう自分自身を鼓舞し、

その思いを原動力に辛い修業を乗り越えてきた。


 「そろそろ俺も人並みに、

いやそれ以上には戦えるようになった」

 俺はそう豪語していた。

 事実おれはこの5年で一通りの武器の扱いを心得た。


 村一番の剣使いであるアリマーさんも

今の俺にかかればほんの数秒でノックダウンだ。

 話によると親父が一番強いと聞いているが、なんせ妙な研究をしている親父しか見たことがないから俺にはとても信じがたい事なのだが。


 ……まあそんな事もあってか、俺は

自分の強さには多少は自信があった。


 これなら行ける。

 俺は遂に憧れのギルドを持つ事が出来るんだ。

 内からあふれ出るこの感情はなんと表せばいいのだろうか。

 俺はこの時ワクワクとドキドキで胸がいっぱいになっていた。


 「じゃあみんな、おれは王都に行ってギルドの申請をしてくる。 みんなには本当にお世話になった、今度みんなに会う時には立派な男になった姿を見せてやるからな!」


 そう言い残して俺は村を出た。

 ――そして。



 「あなたには能力がありません」

 そう言い渡された。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ