秋の桜子さまより~極悪最凶変態令嬢①~
リジーちゃんの婚約祝いでいただきました。
秋の桜子さま、ありがとうございます。
©️秋の桜子さま
(自称)極悪最凶変態令嬢のエリザベート・クローディスこと、リジーちゃん。
なかなかにして薄暗い感じの前世から、無事に異世界転生を果たしておバカな道を邁進中のヒロインです。
前世から見ると「は?」と首かしげるくらいの、はっちゃけたおバカっぷりが、有難いことに「可愛い!」「憎めない!」と皆様から愛されています。
そんな雰囲気がよくでている素敵なタイトルファンアートですね!
ちなみに、キャラの方はこちらのキャラメーカーで作られたそうです。
---Picrewの「レトロ風メイドメーカー」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=2G85RE0epq #Picrew #レトロ風メイドメーカー---
しかし……言っとくけど、キャラメーカーで作っただけではこんなキラ可愛いニュアンスはでてこないんだからね!?
作った後の手のかけ方が神なんですよ!
瞳!お肌!髪!お洋服!背景や細かい部分の色付けまで!
はうぅぅぅっ(感嘆)
【本編作品について】
正式なタイトルは『異世界転生して極悪最凶の変態を目指しましたが、結局は普通のお色気作家になりました。』
長っ!
これは、当初本気で極悪最凶の変態にするつもりが……大きく予定変更、したからです。
最初は……こんな話にする予定でした。(残酷描写あり)
~・~・~
「どうして……どうしてっ!」
地面に拳を、打ち付ける。何度も何度も。
皮膚が破れて血が滲んでも、止められない。
こんな痛みでは、足りない。
どうしようもない怒りに、身体が引き裂かれそう。
「どうしてっ……!」
こんなに痛いのに、どうして私だけ死ななかったのだろう。
「ナターシャっ!ファルカっ!ハンスさん!……」
家族のように暮らしてきた、皆を次々と呼ぶ。
貴族の家に居るというだけで、見境なく殺された。
革命とはそんなものだったのだろうか。
流血の悦びに酔う民衆。
父からの恩にすがりつかんばかりにしてへつらい、母を女神のようにあがめていたくせに。
誰も、助けてはくれなかった。
父を殺し、唾をはきかけ踏みつけた。
母を犯し、首をとった死体をまた犯し続けた。
許せない、許せない、許せない、許せない……
「お父様!お母様!」
喉から血が出るほど叫んでも、大好きだった人たちは戻ってこない。
こんなことなら、私が死ねば良かったのに。
ガッ、ガッ、ガッ。
地面を打つ拳が、血と土にまみれる。
もっと、もっと。
もっと痛くなくては。
この苦しみから、逃れられるまで。
「アルデローサ様!」
シドの大きな手が、私の腕をしっかりと抑える。
「離しなさい!」
「ダメです。それ以上叩いては爪が全部剥がれてしまう」
「いいの!」
「ダメです」
きっぱりとした言葉とともに、みぞおちに強い衝撃。
「ぐっ……ゴホッ」
視界が昏くなる。
倒れかけた我が身が、大きな腕に受け止められるのを感じた。
その後の記憶は……、ない。
(中略)
―――仮の隠れ家―――
「シド、わたくしは復讐するわ。あの者たちの誰1人とて、許さない。反対するなら、ここから出ていってもいいわよ」
「ここから出て……どこへ行けと?俺はあなたのものなのに?」
「止めないの?」
「……俺もその感情を知って、いますから。あなたが命令されるなら」
頭を迷いが支配する。
このままシドと、静かに暮らすのも良いと囁く私がいる。そしたら、シドを汚さずに済む。
今の私が持っている中で、唯一のきれいなもの。
けれども、普通の生活では、この胸の底にうずまく、どす黒い、凍えるように冷たい炎が、私を殺す。
苦しい、苦しい、苦しい。
この苦しみが消えるまで、我慢したりはしない。
うつむいて堪えたりは、しない。
今この人生で、心のままに復讐するために、私の前世はあったのだ。
「では、手伝いなさい」
シドに命令する声が、震える。
ごめんね、シド。
幸せだった頃にした、いくつもの約束はもう、守れない。
涙をこらえる私の前に、シドは優雅な仕草でひざまずき、頭を垂れた。
「仰せのままに、アルデローサ様」
~・~・~
いやーっ!全く、違いますねぇ!(笑)
現状、誰も死んでませんねぇ!
革命、革命言いつつ、小ネタ程度の扱いになってしまいましたよっ、いえーいっ!
…………両親がイイ人過ぎて、殺せなかったんですよ、ええ。
作者サイドのモノローグはこんな感じ。
「さぁ、そろそろやるぞ!」
「つ、次こそはっ!」
………………
「よく考えたら、復讐しなくてもイチャラブできるよね?」
ちゃんちゃん♪(笑)
おかげで、今めちゃくちゃ幸せおバカにイチャラブしております。
それで桜子さまからFAもいただけたし、結果オーライっ♡
【本編URL】https://ncode.syosetu.com/n3572fk/




