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俺なりのアヴァベル  作者: 田中
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無印パーティ編 2話目 後編

第2話「初めての狩り」 後編


拠点にいる、転送管理人というNPCに話しかけ4階までワープした。

このゲームはメインタワーと呼ばれるダンジョンを攻略することを目的としているらしい。

メインタワーは1階、2階とそれぞれ攻略していく度に階層が上がる仕組みになっている。

クリアするにはクエストと呼ばれる依頼をこなさなくてはならない。主な内容はモンスターを規定の数倒したりするものが殆どといっていい。クエストを終えると報酬として経験値が貰えたりする。

「よし、まずは依頼を受けよう!(。・ω・。)」

たくあんからそうチャットが飛んできたので現地のNPCに話しかけてモンスター討伐の依頼を受けた。

飛ばされた先は薄暗い不気味な湿地草原。踝くらいの深さまで沼でぬかるんでいる。

タワーと言うからにはもっと建物の内部みたいのを純は想像していたが、どうやら階層によって草原だったり湿地地帯だったりワープゾーンで色々な場所に飛ばされることによって1階、2階と銘打ってるみたいだ。


「よし、わっちが色々敵を撃っていくから回復の支援をお願い(。・ω・。)」

「オッケー、任せとけ!!」

初めて形になるパーティプレイができる。そう思ったら心が激しく踊る。

回りにはダルタルガと呼ばれる巨大な亀、そしてカエル型のモンスター

睡蓮をモチーフにした植物型のモンスターが彷徨いている。

たくあんが銃で敵を撃ちまくり、敵からの攻撃でダメージを受けたら茂夫が回復の魔法をかける。

流石は攻撃職だけあってモンスターの討伐は早い。

アコライトとは大違いである。

茂夫が就いているアコライトとは、回復や補助の能力に長けるが

攻撃能力は乏しかったりする。

4階まで来るのに結構時間がかかったのがその証拠だ。

ここの階はボスモンスターが存在しないので、楽にクエストを完了した。

「いやぁ、たくあんいると仕事が早いや!( ´,_ゝ`)」

「田中氏の回復が助かったよ(。・ω・。)」

お互いの能力の良さを理解することでますますパーティプレイが楽しくなる。

「浦島太郎は亀を助けてたけど俺ら亀を虐めてたなww逆浦島太郎だなww」

「逆浦島太郎ってなんだよww」

楽しくなってつい、茂夫は冗談を飛ばした。

これで次の5階に行ける。果たしてどんな場所なのだろう。

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