「初デート」・・・
「初デート」・・・
第7章・・・
あれから一週間・・・
今日は祐二さんと待ち合わせの日
私は、いつも通り夫を見送ってバタバタと忙しく家のことをしていた。
「さぁ!祐二さんに会えるんだ、早く済ませて、行かないと。」
由美は近所の人に預かって貰えるように手配していた。
ある程度家事をを済ませて子供を近所の人に預けに向かった。
「由美ちゃんごめんね〜ママ用事で出かけないと、いけないから、なっちゃんと一緒に
遊んでいてね。すぐに帰ってくるから。」
「うん!いいよ」笑顔で返事をしてくれた。
なっちゃんとは、森川夏美ちゃんといって由美が生まれたときに同じ病院、病室だった為
夏美ちゃんのお母さんとすぐに打ち解け話をきたら、家もご近所で驚いたがそれ以降
仲良くさせて頂いている。
10分ぐらい歩くと夏美ちゃんの自宅の前に到着したので玄関の呼び鈴をならした。
ピンーポンー・・・・
すると玄関の奥から夏美ちゃんの元気な声がきこえた。
「はぁい〜」
それと同時にお母さんの声もきこえてきた。
「夏美待ちなさい!勝手にあけないの!」
玄関の扉が開き夏美ちゃんとお母さんが出てきた。
「あ!由美ちゃん」笑顔で、迎えてくれたかと思うと由美の手を引っ張り家の中へ連れて
いってしまった。
私はなっちゃんのお母さんに一礼をして由美を預かっていただく為挨拶をした。
「すいません〜今日は由美がお世話になります。」
「もし、我がままいったら、叱ってくださいね。」そう話すと
「いえいえ、こちらこそ夏美が喜びます。」
「夕方までには、戻りますから、どうぞよろしくお願いします。」
私は奥の部屋のいる子供たちに声をかけた、すると2人とも玄関の方に走ってきた。
「由美、ちゃんと言うこと聞いてね、なっちゃん由美と遊んでやってね。」
「はぁい〜大丈夫だよ仲良くしてるから、ねぇ〜ゆみちゃん!」
「うん!仲良くしてるから。」
「じゃぁ〜行くね。」そういって夏美ちゃんのお母さんに一礼して出かけた。